マメグンバイナズナ Lepidium virginicum
道端によく見かけるアブラナ科の花。
花径は定規を当てた写真ではないですが、測って2mm程度でした。
花弁4、雄しべは2本で、果実と同じ扁平な形の子房を持つ雌しべがあります。
葉は互生し、縁に鋸歯がある。
葉の表には疎らに毛が見えます。
葉裏の方が毛が少し多めのようでした。
果実は扁平でほぼ円形をしていますが、これが「グンバイ(軍配)」とつく所以。
頭に「マメ」とつくのは、グンバイナズナ(Thlaspi arvense)に対して果実が小さいという意味。そのグンバイナズナは見たことがありませんが、果実が同じように円形をしていて1cm以上と大きいようです。
果実は直径で3mm程度と小さい。果柄は5mm程度でした。
今でもこういう状態のものは見かけますが、少し前に撮った若い個体の様子。
まだ上部で枝分かれをしていません。
上部で分岐しはじめた株。
この記事の1枚目の写真と近くなってきた株。
よく見かける似た花となるとナズナということになるのかもしれませんが、もうこの時期になるとナズナは花期も果期も過ぎ、滅多に見かけないと思います。ナズナは果実がハート型をしています。
☆関連記事リンク☆