アキマルニワゼキショウ Sisyrinchium sp.
ニワゼキショウとオオニワゼキショウの交雑種と考えられている花ですが、学名は不詳。学名だけでなくアキマルニワゼキショウという名前も仮のものということらしいです。ところでアキマルってなんなんだろう。
花径を測り忘れましたが(下の方に追加済み)、花の大きさや花色はだいたいニワゼキショウとオオニワゼキショウの中間的かと思います。花の形としてはニワゼキショウに近い感じ。(花色には少々変化もあるらしい)
一番のはっきりとした特徴は不稔のため、花後は果実が出来ずに落ちてしまうこと。なのでこうして花柄が取り残されています。(左に写っている花後すぐのものもこれから落ちると思われます。)
花被片を後ろからみたときの筋はニワゼキショウほど濃くなく、オオニワゼキショウほど淡くもない。
そんなわけで種子をつくらないのに、あちこちで見られるということは、それだけニワゼキショウとオオニワゼキショウは簡単に交雑するってことなんでしょうけど、同じような感じの花になっているのがなんだか当たり前のような不思議なようなです。
(2016年6月上旬)
昨年の同じ場所の花。右の方に写るものには残った花柄がたくさん。
(追加画像)
花径は写真のもので1.7cmくらい。
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