ハマニガナ Ixeris repens
海岸の砂浜に咲くキク科の花。
ニガナと付きますが、最近の分類ではニガナはIxeridium、ハマニガナはイワニガナやオオジシバリと同じIxerisとなっているようです。
1枚目の写真でもわかりますが、地下茎がありそこから出ているために、砂浜から花だけ突然咲いてるかのように見えます。頭花は舌状花で構成されています。
頭花の花径は写真のもので2cmほど。
総苞の様子。
葉は3~5に深裂~全裂。
けっこう砂に埋もれてしまっているものもあります。
砂に埋もれても、またそれに合わせて葉柄が伸びるようになっているそうです。
別名にはハマイチョウという名前もあります。
もう少し時期が早いか後だと、それぞれの葉が黄色だったりしてイチョウっぽい感じが出るのかと思います。
その上の写真の中央に咲いていた花ですが、だいぶ茎が表に出ていました。
通常の葉と違って、花の咲く茎には細い楕円形のような葉が見えます。
蕾の様子。
砂浜ではハマヒルガオが同じようなスタイルで咲いていますが、進化というのはほんと不思議というか感心してしまいます。
そういえば海岸の崖にオオジシバリが生えていたところがありました。
(2016年9月下旬)
花期は結構長いようで秋にも咲いていました。
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