コウゾリナ Picris hieracioides ssp. japonica
道端で見かけるキク科の花のひとつ。草丈は高く1m程度あるものもあります。なんだかこのくらいの高さの草花が咲くって、季節も夏になってきたな~と思ったら、今日は立夏でした。
総苞片に刺のような剛毛があります。
茎につく葉。葉柄がないようです。
一瞬、葉の縁にある赤茶色の点々はなんだろうと思いましたが、鋸歯の先端かなと思います。
葉の裏の葉脈上にも赤っぽい剛毛がありザラつきます。
中間くらいの茎。赤味を帯びた剛毛があり、その先端は「T」字のように2つに分かれています。
根生葉は通常花期には枯れるようですが、まだありました。
(2016年6月中旬)
昨年の写真になりますが、綿毛姿のコウゾリナ。
正面からこうして花だけみると似た花はたくさんありますが、頭花の形、舌状花の並び、黄色のグラデーションが綺麗な花です。
(2016年5月中旬)
名前は漢字で書くと「顔剃菜」。茎などの剛毛でざらつきが、顔が剃れそうな感じだから・・・というのを昔からよく見聞きしてきましたが、いつも違和感を覚えてました。それをいうなら顔を剃るときのざらつきをイメージしてのものじゃないのかなと。検索してみたところやっぱりそういう由来の説もあったのでよかった、すっきりしました(笑)
(追加画像)
(5月中旬)あちこちでたくさん咲いた状態を見かけるようになりました。