ツキミマンテマ Silene nocturna
海岸方面の縁石沿いなどに見られる花で、名前に「ツキミ(月見)」とつくように夜に咲くナデシコ科の花。草丈は40cm程度。
写真は、夜だと小さな花にフラッシュ使用では白飛びしそうなので、早朝に撮りました。
明るい日中はこんな感じで閉じてしまっています。
普通の曇りくらいでは無理かもですが、真っ黒な雨雲が出ているような暗い天気だと日中でも咲いていることがあります。
花径は大きいもので1.5cmくらいまででした。
花弁の先が2つに切れ込んでいますが、さらにその先端も不規則に小さな切れ込みがあるようです。
花の中央に副花冠のようになった小鱗片が並び、中から雄しべが飛び出していました。
同属仲間のマンテマやシロバナマンテマと似た感じの萼をしていますが、毛は短め。
茎に付く葉。
葉は対生し基部は合着。茎には短い毛の他にかなり細かい腺毛があるようなのですが、いろいろ拡大して見てもわかりませんでした。
株元付近の様子。
まだ検索しても日本語の情報はほぼゼロだったころ、名前を知りたくて探すのに苦労した思い出がありますが、綺麗な名前がついていて嬉しかったのも覚えてます。
(追加画像)
(5月中旬)もう花を咲かせた跡もなく、すっかり果実ばかりになってました。
種子は、長さ0.7~8mmくらい。
ずっと見てるとちょっと耳のように見えてきました(苦笑)