エノキ Celtis sinensis
けっこうどこでも目にする落葉高木ですが、これまで花の様子を見たことがなかったので一度見てみたいと思ってました。
雄花と両性花が同じ木につきますが、この写真は雄花です。雄花は主に前年枝についているようでしたが、当年枝の下部にもつくようです。
花が集まっているので一つの花を見づらいですが、赤味を帯びた細い花被片が4枚、そして透明のような花糸と黄緑色の葯を持つ雄しべが4つあります。
雄しべが平開してないこの写真の方が花被片の感じがよく見えました。(ブレてますが)
一方、両性花は当年枝の先の方に咲いています。
同じく花被片が4、雄しべ4で、雌しべは子房上位で子房が目立ち、その先に2つに分かれた柱頭があります。花は下向きについてますが、撮りやすいように上を向けてます。
(4月上旬)だいぶ膨らんでいる冬芽の様子。今回花を撮ったのと同じ木です。
(2015年10月中旬)公園のエノキ。
(2016年11月中旬)
同じく公園に生えるエノキの紅葉(黄葉)
(2016年7月)
葉の様子。
(2015年8月中旬)
果実の様子。
(追加画像)
林の縁に見かけた斑入りのエノキの幼木。
このまま育ったら綺麗かも。