スイバ Rumex acetosa
土手の草地など道端に普通にみられるタデ科の花。
写真時はまだ寂しい感じですが、真っ赤な穂はけっこう目を引く存在です。
雌雄異株で、雌株の雌花は雌しべがもしゃもしゃしています。
一つの花には柱頭が3つで、その先端が糸状に「米」←こんな感じの何倍にも分かれているようです。この辺がわかりやすいかもとトリミングしてみた画像です。
一方、こちらは雄株。雌株とくらべるとやや赤さが弱い。
雌花も同じですが花被片は内花被、外花被それぞれ3枚で計6枚で、雄しべ6個がぶら下がっています。
風媒花なので、この状態で揺すると花粉がたくさん舞います。
この写真中央の花は、葯がまだ開いてない。
葉は上部につくものは葉柄がほとんどなくて茎をだいてますが、下の方にいくほど葉柄が長くなってます。
上の3段階の写真と別の株ですが、根生葉の様子。
托葉鞘の様子。
雌株、花被に包まれた果実の様子。まだちょっとしかついてませんでしたが、雌花は花後に内花被が大きくなり果実を包みます。
ギシギシ属の仲間はこの様子がけっこう個性があって見分けポイントになってきます。
(追加画像)
(5月中旬、以下3枚)すっかり果実(果実はこの中ですが)だらけになっていました。
ギシギシなどと違い、内花被の中心のこぶ状の隆起がほぼありません。
ところで、先ほどの画像のように果実を包む内花被が真っ赤なものと、こうして白っぽいものとありますが、なにが違うんだろう。これから染まるようにも見えないし・・・。
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