ヤブタビラコ Lapsanastrum humile
以前あげた春の七草のひとつコオニタビラコと仲間で、ある程度湿り気が保たれるなら、日陰でも日当たりのいいところでも見かけます。
葉はロゼット状に広がり、花を咲かせる茎もこうして放射状に出て寝そべっています。(環境によっては斜上もします。)
(2016年4月)
昨年の写真ですがこちらの方が株の中心からの茎の伸び方が見やすいかも。
コオニタビラコとの違いはいくつかありますが、一つは花後に総苞が丸く膨らんだ姿になります。
茎や葉には軟毛がけっこう多いです。(葉の写真は撮ったものの、失敗してたのでありません。)
花径は7、8mmくらいで、1cm程度はあるコオニタビラコより一回り小さいです。
この写真を見ると萎んだ直後の総苞の丸みはあまりないようです。
また、舌状花の数はヤブタビラコの方が多く、15枚以上。(コオニタビラコは13枚以下。)
果実(痩果)はコオニタビラコには突起がありヤブタビラコにはないという違いもあるようですが、コオニタビラコの痩果は確認できてないので比べることが出来てません。
コオニタビラコの他に似た花にはオニタビラコがありますが、ヤブタビラコやコオニタビラコとは別属になり、茎は直立することや痩果に冠毛があることで見分けられます。
☆関連記事リンク☆