カスマグサ Vicia tetrasperma
道端の草地で見られる小さなマメ科の花。この写真は蕾の状態。
(2016年4月上旬)
まだ今年は咲いているものがなかったので、昨年の写真。
葉腋から長い花柄をもたげるようにして、だいたい2つずつ花をつけているのをよく見かけます。
蕾ですが、花の長さは萼筒まで入れてだいたい5mm弱といった感じ。開いてもたぶん同じくらいかなと思います。
(2016年4月上旬)
オオイヌノフグリと比べるとこんな感じです。
偶数羽状複葉で先端は巻きひげになっていて、ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)やスズメノエンドウのように分かれずに普通1本のようです。
托葉はヤハズエンドウのような蜜腺は見当りません。
小葉の先は尖っていて、葉の幅は広いところで2mm強でした。
見づらいですが、左の大きめの葉はヤハズエンドウ。右の巻きひげがくるっとしている小さな葉がカスマグサの葉。
(2016年4月上旬)
花が旗弁などに紫の筋があり全体に淡い藤色をしていて、ちょっと首をもたげるような咲き方がなかなか味があっていい感じの花です。
名前はヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)の「カ」とスズメノエンドウの「ス」、花の大きさがその間くらい(間(マ))ということでカスマグサという、おもしろい付け方をされています。
(追加画像)
咲いてるところを見る前にアップしてしまっていたので、2017年の花も上げておきます。
(おなじく2017年4月中旬)
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