日本タンポポ
日本タンポポと呼ばれるものには、エゾタンポポ、カントウタンポポ、トウカイタンポポ、カンサイタポポなどたくさんあり、セイヨウタンポポやアカミタンポポとの区別は総苞外片が反り返ってないものが日本タンポポなので分かりやすいですが、日本タンポポ同士の見分けはとても難しいです。
とりあえず1つめの株。
総苞外片の幅が内片とくらべどうなのかは裂かないと正確にはわかりませんが、角状突起は総苞片によって差があるようにも見えますが、それなりにあるようです。
花が終わったものでみると、総苞外片は内片の半分もなさそうで、角状突起はけっこう目立ちます。
冠毛はあまり綺麗な白ではなくややくすんだ感じ。
痩果は約3mm。上部(写真の向きでは下部)に刺状突起。
一応、葉の様子。葉の切れ込み程度は普通。
2つ目の株。
総苞片の先の角状突起がほとんど目立たない。総苞外片が長く見える。
花を終えていたものでも、少々あるにはあるけどやっぱりほとんど目立たない。
こうしてみた感じでいうと外片は内片の半分くらい。
白くて細く見える結実していないものがけっこうある。
長さも色も刺状突起もほぼ変わらない。
3つめの株。
これまた総苞の角状突起は目立たない。外片が幅がなく長く見える。
ところが花を終えたものでは、それなりにある。
やや幅が広いけど、それ以外はあまり変わらない。
というわけで果実があった3つの株でした。
1つ目の株は、カントウタンポポでいいのかもしれないですが、他のはそういっていいのかわかりません。葉の写真は最初のしか載せていないですが、今回の3つはどれもほぼ同じです。
今回撮ってないものの中には、切れ込みがほとんどない葉を持つものもあったりします。
花色も、今回の3つはどれも黄色ですが、薄い黄色もあります。
総苞外片の幅なども、かなり幅広いものもあります。
そういった特徴の組み合わせでいくつものタイプがあります。
カントウタンポポの特徴が強いように見える花が大勢を占めているとかでもなく、見る株ごとに違うんじゃないかという感じで、いろんなタイプが同じ土手で咲いています・・・なので、見分ける気がおきません(笑)
たぶん、今後も見分けられる気がしないし、日本タンポポということでまとめて置こうと思います。
以下は昨年の写真ですが、一応さっき書いたようなパターンを少しだけ載せておこうと思います。
光で見づらいですが、かなり幅の広い総苞外片のもの。
薄い黄色の花で、角状突起が目立たないもの。
薄い黄色の花で角状突起が目立つもの。
蕾ですが、角状突起がかなり目立つもの。
切れ込みのほとんどない葉のもの。
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