Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

タチツボスミレ Viola grypoceras

花の写真1

たまに暖かい日が数日あるものの続かず、といった感じで春なのに寒すぎるし気のせいか咲き出すのがいろいろ遅い気がしますが、タチツボスミレが咲いていました。

 

花の写真2

周辺が樹に囲まれているので、少しここは暖かいのかもなんて思います。

まだ全体にやや小さいものが多いです。

 

葉の様子

葉は心形で表面は普通無毛。葉先は丸くなく少し尖り、鋸歯は低い。

 

葉裏の様子

葉裏も無毛。

 

距の様子1

距の様子2

距は細長く紫を帯びています。

 

株元の様子

株元。托葉は櫛の歯状。

 

茎の様子

こちらは横に伸びた茎。

スミレ類は有茎種か無茎種にわかれますが、タチツボスミレは有茎種。

特に立っているように見えないのに「タチ」とつきますが、花のシーズン後半から閉鎖花を付けているくらいの時期になると立っているのを見かけます。

 

側弁、花柱の様子

側弁は無毛で、花柱は棒状で細い。

おそらくスミレの中では一番よく見かけるスミレですが、変化が多く品種として名前を持つものからそうでないものまでいろいろあるようです。

 

(追加画像)

花の写真2017

(2017年4月中旬)

 

閉鎖花1

(2019年5月中旬、閉鎖花、以下2枚)

 

閉鎖花の様子

閉鎖花の様子。

 

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