タチツボスミレ Viola grypoceras
たまに暖かい日が数日あるものの続かず、といった感じで春なのに寒すぎるし気のせいか咲き出すのがいろいろ遅い気がしますが、タチツボスミレが咲いていました。
周辺が樹に囲まれているので、少しここは暖かいのかもなんて思います。
まだ全体にやや小さいものが多いです。
葉は心形で表面は普通無毛。葉先は丸くなく少し尖り、鋸歯は低い。
葉裏も無毛。
距は細長く紫を帯びています。
株元。托葉は櫛の歯状。
こちらは横に伸びた茎。
スミレ類は有茎種か無茎種にわかれますが、タチツボスミレは有茎種。
特に立っているように見えないのに「タチ」とつきますが、花のシーズン後半から閉鎖花を付けているくらいの時期になると立っているのを見かけます。
側弁は無毛で、花柱は棒状で細い。
おそらくスミレの中では一番よく見かけるスミレですが、変化が多く品種として名前を持つものからそうでないものまでいろいろあるようです。
(追加画像)
(2017年4月中旬)
(2019年5月中旬、閉鎖花、以下2枚)
閉鎖花の様子。
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