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Familiar Flowers 2

道端の花など、身近に咲く花図鑑(観察地: 茨城県)

ヤツデ Fatsia japonica

ウコギ科 林内、林縁

全体像1林の中など、あるいは庭などにもよく植えられるウコギ科の常緑低木。家にも生えてきたことがありますが、意外とあちこちに生えてきます。

普段はその大きな葉が印象的な植物ですが、11月くらいになると円錐花序を出して花を咲かせます。写真のものは少々間延びした花序。

 

花の写真1

球状に小さな花が咲く小花序。写真を撮るときに逃げましたが、かなり色んな昆虫が来ていました。

 

両性花 雄性期

花は両性花と雄花があり、同じウコギ科のウドなどと似ています。

両性花は雄性期と雌性期に分かれますがこの写真はその雄性期。花盤から蜜がじわっと出ているのが見えます。この蜜は糖度が50以上と相当甘いそうです。

舐めてみたらよかったかもしれません(笑)

 

両性花 雌性期

こちらが両性花の雌性期の花。

 

葉の様子

名前は「ヤツデ(八手)」なのですが、実際には7か9に裂けているものが多くて基本は奇数になっています。8とか10のものもあるにはありますが、少ないと思います。なので、末広がりの「八」ということでヤツデとされたとも言われているようです。

また、別名には「テングノハウチワ(天狗の葉団扇)」というのもあります。この大きな葉には特別な通力があると考えられていたようです。なかなかいい感じの名前です。

 

幹の様子

幹は葉のわりにあまり太くないようです。風に吹かれたら大変そうな気もしますが、生えている場所が林の中などなので、日差しが少ない分葉を大きくしても風に直接あたることも少な目なので、割と平気なのかなと思います。

「V」字に見えるのは葉痕。

 

全体像2

もう他に花もあまり見当たらなくなった今時期に咲くので寒さに強いと思っていたのですが、分布的には福島県あたりが北限のようなので(あるいは宮城県)、耐陰性は強いですがそれほど寒さにはそれほど強くないようです。そもそも葉の大きさからして雪が積もるような場所は大変そうですね。

 

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