ツワブキ Farfugium japonicum
海岸付近の草地や崖などに育つキク科の花ですが、身近な海岸ではいまのところ見かけたことはないので、写真は海は近いですが公園の植栽。(追記: 下の方に海岸で見かけたものを追加しました。)
地面から長い花茎をのばし、花径4~5cmの黄色の花を多数咲かせます。
寒くなってくる時期ですが元気いっぱいといった様子。
こちらは林の中で見かけた花。場所の関係か葉が少ないようです。
花茎につく退化した?葉。
花茎の表面に綿毛がみえる。
葉の形がフキに似ていますが、名前の由来は艶のあるフキで「つやぶき」が転化して「つわぶき」になったという説が一般的なようです。
因みにフキとツワブキは属は別です。(フキはフキ属(Petasites))
葉の裏も綿毛が生えていて、淡い緑色。
こちらは家の蛍斑のツワブキですが、庭などで栽培されるものはこうした斑入りタイプが多いかもしれません。(斑入りには覆輪や色の違いなど色々。)
調べるとたぶんうちのはキモンツワブキ(F. j. f. aureomaculatum)というものかなと思うのですが、別名ホタルツワブキとも呼ばれるようです。斑入りの状態にもよりますが、たしかに蛍が放つ光のようであるのでいい名前だな~と思います。
斑入りというだけなので、花自体は特に変わりありません。
ツワブキの綿毛姿を撮ったものがないのですが、特に変わりないと思うのでそのキモンツワブキの綿毛姿を載せておきます。綿毛は少しくすんだ色をしています。花は今現在よく咲いていますが、意外と綿毛になるまで時間を要し、写真は12月です(昨年撮影)。
(追加画像)
(2017年6月下旬)
海岸の崖の草地に生えるツワブキ。
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