Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

不明のヒヨドリバナ属 Eupatorium sp. (ホシナシヒヨドリバナ?)

花の写真1

たしか去年まで藪状の雑木林だったのが、茂っていた樹々が切り倒され空き地のようになった場所。

そこに昔から生えていたのか、あとからやってきたのかは不明ですが、ヒヨドリバナ属のなにかが咲いていました。やたらと花付きがよく見栄えがします。

 

頭花

一般的なヒヨドリバナ属の仲間のように、一つの頭花は5つ程度の筒状花で構成されています。あとに載せてますが、花色はほぼ白色のものから、薄紅色まで咲いていました。

 

葉の様子

葉脈の感じからはサワヒヨドリではなくオオヒヨドリバナのような感じですが、草丈は50cm程度であまり大きくありません。

 

葉裏の様子

そして、葉の裏に腺点がないようです。となるとオオヒヨドリバナヒヨドリバナ)の品種ホシナシヒヨドリバナ(f. eglandulosum)なのでしょうか。

ホシナシヒヨドリバナが単純に腺点がないだけの特徴としたら、もう少しオオヒヨドリバナのように草丈が欲しいところですが。でも、オオヒヨドリバナも遅い時期に見かけるものは丈が高くないようだし、そう考えるとやはりホシナシヒヨドリバナ

 

葉表の様子

葉の表に毛が生えている。

 

茎の毛

茎の毛が密生している。

 

薄紅色のタイプ

微妙に姿がまた違うのを撮ってしまいましたが、周辺には白いタイプとこうした薄紅色のタイプがありました。

 

8月~9月に咲いていたオオヒヨドリバナヒヨドリバナ)やサワヒヨドリがひと段落したあとの9月末~10月に入ったあたりから再び見かけるようになるオオヒヨドリバナヒヨドリバナ)とサワヒヨドリもなんだか印象が違うものを見かけますが、どういうことなのか。ヒヨドリバナの仲間はあまりにも複雑すぎます・・・。 

 

(追加画像)

薄紅色タイプも満開。(10月下旬)

 

 

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