アキカラマツ Thalictrum minus var. hypoleucum
道路沿いの草地に咲くキンポウゲ科の花。
花といっても花弁はなく、その代わり多数の長い雄しべがよく目立ちます。
一つ前の写真でも写っていましたが、このように咲き始めは小さな花被片が4つあるのですが、やがては落ちてしまいます。(カラマツソウほど早くは落ちないようです。)
葉は互生し2~4回3出複葉とされ、みづらいですが写真で左上あたりから出ている葉は3回3出複葉。小葉の先がだいたい3~5裂します。
色合い的には地味かもしれませんが、花も葉の形も面白く味わいがあります。
名前は秋に咲くカラマツソウ属の花という意味で、カラマツソウはふさふさした花の様子をカラマツに見立てたものです。似た仲間がけっこうありますが、多くはやや標高が高めのところに生えるようで、その中ではアキカラマツは比較的身近でも見られる花です。