アカバナ Epilobium pyrricholophum
湿り気のある所で育つ花です。花色は淡紅色なのにアカバナって不思議な感じですが、漢字で書くと「赤花」ではなく「赤葉菜」であって、葉が赤く紅葉することから付いた名前です。
花径は1.4cmのものがありましたが、多くは1cm程度。
アカバナ属の見分けポイントの一つに柱頭の形がありますが、アカバナは棍棒状と表現される形でマッチ棒の先のような感じをしています。
萼片や子房に腺毛がびっしり生えています。
果実は長い棒状をしています。写真がありませんが、熟すと先から4裂して中から綿毛(種髪)のある種子が出てきます。
果実の表面も腺毛が生えています。
葉には柄がほとんどありません。葉の表面にも腺毛があります。
葉の裏にも疎らに腺毛がある。
茎にもまた腺毛があり、断面は丸い。
身近ではアカバナはあまり見かけない花です。写真の場所でしか今のところ見たことがなく、数も多くはありません。
今年は開花も遅かったので見ることが出来ないかもと思っていたのですが、元気に咲いていたのでほっとしました。
(2017年9月中旬、以下2枚追加)
花径は大きめに見えた花で1.5cmくらい。
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