Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

シロザ Chenopodium album

花序1

道端に普通に見られるヒユ科の植物。

 

大きな株

よく育ったものは2mを超えるものもあります。

一般的に見かけるものは1m前後。(ずっと小さいものもあります。)

 

シロザの切り株

こちらは上の写真とは別のもので、家に生えてきたものを育つに任せておいたものです。草丈は計っていないですが2m50cmはあったと思います。楕円形の断面の幅の広い方で幹径は4cm弱ありました。

 

「アカザの杖」といって仲間のアカザが有名ですが、シロザも十分に杖になりそうです。

杖にするには掘りあげた方が格好がいいのだろうと思います。

 

シロザとアカザ

そのアカザ(C. a. var. cetrorubrum)はシロザの変種で、若い葉が赤味を帯びることが特徴。(シロザは写真のように白い)

どうしてなのか、シロザと比べるとあまり見かけません。

 

花の様子

シロザに戻りまして。穂状の花序には、たくさん小さな花が集まっています。よく見ないと咲いているのかどうか分かりづらい花です。

花被片5雄しべ5雌しべの柱頭は2つ。周辺に粒々したものがたくさん見えます。

もうちょっと綺麗に撮りたいですが、悪天候続きでどうにもなりません。

 

葉の様子

葉の質感は柔らかく、古くは食用にされていたようです。

(追記:葉はその辺の道端で見かけるものは薄い葉をしていますが、海岸などでは厚みがある葉をしているようです。)

 

紅葉の様子

そんな花としての見せ場は今一つのシロザですが、実は紅葉がとても綺麗です。

(昨年の10月の写真です。)

 

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