シロザ Chenopodium album
道端に普通に見られるヒユ科の植物。
よく育ったものは2mを超えるものもあります。
一般的に見かけるものは1m前後。(ずっと小さいものもあります。)
こちらは上の写真とは別のもので、家に生えてきたものを育つに任せておいたものです。草丈は計っていないですが2m50cmはあったと思います。楕円形の断面の幅の広い方で幹径は4cm弱ありました。
「アカザの杖」といって仲間のアカザが有名ですが、シロザも十分に杖になりそうです。
杖にするには掘りあげた方が格好がいいのだろうと思います。
そのアカザ(C. a. var. cetrorubrum)はシロザの変種で、若い葉が赤味を帯びることが特徴。(シロザは写真のように白い)
どうしてなのか、シロザと比べるとあまり見かけません。
シロザに戻りまして。穂状の花序には、たくさん小さな花が集まっています。よく見ないと咲いているのかどうか分かりづらい花です。
花被片5雄しべ5雌しべの柱頭は2つ。周辺に粒々したものがたくさん見えます。
もうちょっと綺麗に撮りたいですが、悪天候続きでどうにもなりません。
葉の質感は柔らかく、古くは食用にされていたようです。
(追記:葉はその辺の道端で見かけるものは薄い葉をしていますが、海岸などでは厚みがある葉をしているようです。)
そんな花としての見せ場は今一つのシロザですが、実は紅葉がとても綺麗です。
(昨年の10月の写真です。)
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