イヌタデ Persicaria longiseta
道端に普通に見られるタデ科の植物。
白花もあるらしいですが普通は紅色の花をしています。
このくらい引いた写真でも、小苞の縁にある長い毛が飛び出しているのがよく見えます。
花被は5裂で、写真のような感じであまり完全に開かないようです。それはそれで可愛らしいかも。
そんな小さな花ですが、ちゃんと気づいてもらえるようです☆
托葉鞘の縁の毛が長いのも特徴の一つ。
縁に毛が生え、表面に斑紋があります。(ないこともあります)
葉の形は広披針形~披針形で葉の裏に腺点がありますが、それほど目立っては見えないようでした。
果実(痩果)は3稜形。艶があり綺麗。
最近、花序があがってきたところでまだちょっと寂しい感じですが、
一つひとつの花より群生による魅力があります。10月になるとびっしりと花が揃い畦道などを赤く染め、さらに冷えてくる頃には真っ赤に紅葉した葉も綺麗です。
この赤い粒々(花後の果実を包む花被など)は、ポロポロと簡単に取れるのでその昔お飯事に使われたため「アカマンマ」という別名もあるようです。
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