オオオナモミ Xanthium occidentale
主に農地周辺の道端に見かけるキク科の植物。
花序の上の方には雄頭花がつきます。
雌頭花はその下あたりに咲きますが、花のときはあまり目立ちません。
写真中央で嘴状の突起のところ柱頭が出ているのが見えます。
葉は3~5に浅~中裂した形。
花後に雌頭花の総苞は硬くなり、引っ付き虫の果実の形になります。正確には果実(痩果)はこの中にあるそうです。
オオオナモミは、トゲの部分に毛がないと思っていたのですが、まったく生えてないわけではないようです。
似た花には、果実がオオオナモミより大きく、トゲの部分に毛がたくさん生えているイガオナモミ、果実は小さめで刺が短く疎らなものがオナモミとされるようですが、中間型もあるらしく変化が連続的であることなどから区別しないという見解もあるようです。
個人的には中間タイプというのを見たことがなく、オオオナモミとイガオナモミは咲いている時期も場所も違い、見た目にも差がある気がしますが、オナモミに関しては実物を見たことがないのでわかりません。
☆関連記事リンク☆