ノハラアザミ Cirsium oligophyllum
道端の草地に咲くアザミのひとつで、花期は秋(8月~)。
名前が似てややこしいノアザミは5月~7月くらいが主な花期です。とはいえ、例外もあるようなので、
そんなときの一番簡単な見分けポイントは、ノハラアザミの特徴は総苞片が斜上するように開いていることです。(他に、総苞を触るとノアザミは粘り、ノハラアザミは粘らないなどもあります。)
クモ毛が多い。
葉は羽状に中裂し縁には鋭いトゲがあり、かなり痛いです。
ノアザミも同じですが、根生葉は花期にも残っています。
主に、濃い色をした集約雄しべがよく見えるほぼ雄性期の花。
こちらは雌しべの柱頭が2つに分かれ、全体に雌性期になっている花。
咲き進む段階によって微妙に表情が変わり、面白いです。
明るい林の中に咲くノハラアザミ。(2015年10月)
アザミってかなり美しい花でありながら庭に植えられたりすることもなく、今も昔も野の花として不動の存在であり続けているところが凄いです。
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