アカネ Rubia argyi
道端の草地~林などで見かけるつる植物。写真は家で咲いていた今年一輪目の花。
花は小さく4mm程度。花冠は5裂し、雄しべも5個。中心に雌しべの柱頭が2つあるのが見えます。
後ろから見た花。萼裂片あるいは萼歯らしきは無い?ようです。情報が見当たりませんが。
葉はスペードのような形をした4枚が輪生しています。ただし、うち2枚は托葉が変化したものらしいです。写真でいうと手前の葉柄基部に脇芽が見えますが、脇芽が出ているのが本来の対生する葉ということになります。
先端の方で集散花序が出る辺りの葉は4枚でなく2枚ずつ。
茎は四角いですが、その縁や葉裏の葉脈上に小さな下向きのトゲがあり、ザラつきます。つる性でも巻き付くタイプではなく、他の植物の合間を縫って伸びたり寄りかかったりしながら、このトゲで絡みます。
アカネの根は茜染めの染料として利用され、その色が茜色。
他に根は生薬としても利用されるようです。