Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

センボンヤリ Leibnitzia anandria

草姿

明るい林の草地に咲く花。花といっても写真のように秋の花は閉鎖花で開かない花です。気の早いものは伸び始めているようです。

 

閉鎖花1

名前の由来はその秋の閉鎖花の様子を槍にたとえたもの。

 

伸び始めの閉鎖花

伸び始めた秋の閉鎖花。

 

閉鎖花2

一本槍状態の写真ばかりです(笑)もっとたくさん伸びていれば千本感も出るのでしょう。

 

春の花

(4月中旬)

一方、春の花は淡く紅紫色の舌状花と白っぽい筒状花もみえます。

春は他家受粉を、秋は自家受粉をという2段構えになっています。

 

葉の様子(秋)

この写真は秋の葉の様子。葉は春、秋ともに羽状に裂けるものもあるようです。

また、それ用に写真がないのですが、上の春の花の写真にぼんやり写っているように、春の葉は白い毛が葉柄部にも見え、特に葉の裏側は白い毛が多いようです。

 

綿毛の様子

2015年10月の写真で秋の閉鎖花後の綿毛の様子です。

春の花のあとは綿毛状態になったのを確認できてません。ネットを検索しても秋の綿毛はたくさん出てきますが、もしかして春はあまり結実しないのかな?(下に春の綿毛姿の追加画像)

 

(追加画像)

春の綿毛姿

(2018年4月下旬)

春の花の後の綿毛姿。よくみればけっこう普通にたくさんありました。

秋の綿毛姿よりも密度が低いようです。

 

春の綿毛姿 全体像

丈を具体的に測っていませんでしたが、秋の方が丈がずっと高くて目立ったと思います。

 

春の冠毛と痩果

あまりくっきり撮れていませんが、ほっそりした痩果には毛が生えているのがみえます。

また、やはり具体的に測っていませんが、冠毛、痩果ともに秋の方が少しだけ長いようです。