ヤブツルアズキ Vigna angularis var. nipponensis
道端の草地に咲く小豆(アズキ)の原種とされるマメ科の花。
同じように道端に咲くノアズキと花がよく似ています。向かって左側の翼弁が竜骨弁に被さるというのがヤブツルアズキの特徴のようです。
並べて比較するとこんな感じ。右のノアズキの方は竜骨弁が隠れておらず、よく見えています。耳の穴のよう?(笑)
萼筒などにノアズキのように赤っぽい腺点がみえないのも違いです。
葉は3出複葉で切れ込むものもあります。
葉の裏などもやはりノアズキのような赤っぽい腺点はありません。
というヤブツルアズキの花でしたが、今年は花を見ていません。
・・・と、悲観的にもう見れないかもと昨夜は書いたのですが、咲いていました!
茎の疎らに生える長い毛が目立ちます。
葉の表面にも。
用水路とガードレールに挟まれたほんの狭いスペースですが、草刈りを免れていたようです。ガードレールがまさかそういうことでもガードしてくれるとは(笑)うーん、よかった。
と、思いきや他の場所もみつけました。そこでの若い果実(豆果)の写真。果実の形がヤブツルアズキはノアズキと違い線形です。
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