メヤブマオ Boehmeria platanifolia
林縁に見られるイラクサ科の植物で、ひも状の細い花序を伸ばします。
茎の上部は雌花花序で多数の雌花が球状になってついています。
似た花ヤブマオと比べると花序がほっそりしているのが名前の由来であり、特徴です。
雌雄同株で、下部の方には雄花がつくとされますが、雄花は今のところ確認できていません。ヤブマオと同じように雄花がないものも多いのかもと思います。(追記:ヤブマオには雄花花序を持つものを確認できました。)
ヤブマオより鋸歯が粗く大きいのも特徴です。
別場所で見るものでは先端が3裂のようになるものもあります。
あとは、メヤブマオは葉の裏の主脈の毛が開出するのが特徴のようです。
(ヤブマオは斜上毛が生える。)
ヤブマオもそうですが、木漏れ日など受けると花序が白く輝いて綺麗です。
(追加画像)
(2017年8月上旬)
別な場所でのメヤブマオ。ここのものは葉先が大きく3裂気味。
(2017年8月下旬、以下2枚追加)
この花序は、あまり花が咲いていない状態かもで参考にならないかも。
新たな場所で見た株の葉裏の様子。
開出した毛があります。密度も高め。
(8月下旬)この記事のはじめに載せているものと同じ場所でのもの。
花がよく咲いていますが、8mmくらいでしょうか。花序が長いので見た目の印象は細く感じるのですが、実際に測って見るとヤブマオとあまり差がない感じ。こんなものなのかなぁ。
(2018年5月中旬)
2017年8月上旬のものと同じ場所のものです。葉先が3裂。
葉裏、基部寄り。
葉裏、中ほど。
葉裏、先端の方。
開出した毛はほとんどみられませんでした。
別の葉。こちらでは少し見られるような感じですが、どういうことなのか。
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