ヒヨドリジョウゴ Solanum lyratum
林の縁などに見られるつる植物でナス科の花。花冠が強く反り返りバドミントンのシャトルみたいです。
反り返る前の花。花の中心に緑色の斑点があります。
全体に柔らかい長毛が密生しています。似た仲間とはこの点で区別がつきやすいです。
先の方の葉は切れ込まないものもありますが、写真のように切れ込みのある葉がよく目立ちます。触った感じはとっても柔らかい。
時間が飛んで(戻って)2015年10月。赤く熟す果実がとても綺麗です。
熟したものと未熟なものと並んでも、これまたいい感じ。
花の姿も果実も愛らしいヒヨドリジョウゴですが、その名前の語感もいいです。
ただ由来ははっきりしておらず、まず「ヒヨドリ」と付くのは、ヒヨドリが好んで食べる果実だからといわれますが、個人的には反り返った花の様子をヒヨドリが波状飛行で飛ぶ姿に見立てたのではないのかな?って気がします。
一方「ジョウゴ(上戸)」の方は、酒飲みの意味で、赤くなる果実を酔った様子に喩えたものといわれます。
・・・とはいえ、それぞれをくっつけた意味がさっぱりわかりません(笑)
そこに物語がありそうでないような絶妙な感じがまたいいのかもしれません(笑)
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