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Familiar Flowers 2

道端の花など、身近に咲く花図鑑(観察地: 茨城県)

チョウジタデとウスゲチョウジタデ

アカバナ科 湿地、畦

チョウジタデ Ludwigia epilobioides

ウスゲチョウジタデ Ludwigia epilobioides ssp. greatrexii

 

チョウジタデの花1

チョウジタデ

湿地や水田の畦などに見かける花で「タデ」と付きますがアカバナ科の花。

また「チョウジ」はフトモモ科の植物を指し、それに果実が似ていることから付いた名前のようです。

 

ウスゲチョウジタデの花1

ウスゲチョウジタデ

チョウジタデより全体にやや大型になり、同じく湿地や水田の畦などで見かけます。

今シーズンもすでに見かけていますがまだ写真は撮っておらず、昨年(2015)の写真を使っています。

 

チョウジタデの5弁の花

チョウジタデ

先の2枚だけ見ると花弁数が違うのでわかりやすいですが、チョウジタデにも5枚のものがあります。

 

ウスゲチョウジタデ、花床の毛1

ウスゲチョウジタデ

そんなわけで見分けのポイントの一つは、ウスゲチョウジタデでは花床、雄しべの基部あたりに毛が生えていることです。

「ウスゲ」の由来はそこにありますが、チョウジタデがたくさん毛があるわけでなく無毛なので、おかしな付け方だと思いますし、響きの良くない名前をつけたもんです。きっと命名者は髪に悩みがない人なんだろうと思います(笑)

 

ウスゲチョウジタデ、花床の毛2

ウスゲチョウジタデ

花弁が落ちたものだとチェックしやすいと思いますが、いずれにしてもマクロ撮影でピントをしっかり合わせないと判りづらいです。

 

チョウジタデ

花はチョウジタデ、ウスゲチョウジタデともに午前の間に咲く花で、午後には散ってしまいます。

 

チョウジタデの花径

チョウジタデ

花径は写真のもので5mm程度、先にあげた5弁のものは7mm程度、平均的にウスゲチョウジタデより小さめの花で花弁がほっそりしている傾向があります。

 

ウスゲチョウジタデの花2

ウスゲチョウジタデ

花弁の幅が広く隙間が少ない傾向がありますが、この写真のものは隙間が多め。

 

ウスゲチョウジタデの花径

ウスゲチョウジタデ

 昨年計った記録も残ってなければ、記憶も怪しいですが普通に1cm前後の花が多かったと思います。(後に計ったら改めて書き直します)

計りました(2016年8月)茎の上部で咲いていた株内では大きめの花で1.2cm程度でした。下の方では1cm未満のもっと小さめも多いです。

 

チョウジタデの果実1

チョウジタデ

果実は細く長く、表面がボコボコしています。

 

ウスゲチョウジタデの果実1

ウスゲチョウジタデ

こちらはやや太めで表面が滑らかな感じをしているようです。

 

チョウジタデの果実2

チョウジタデ

種子は内果皮にしっかり覆われていて見えない。

 

ウスゲチョウジタデの果実2

ウスゲチョウジタデ

写真をよく見ると内果皮が剥がれて中の種子が見えていました。(追記:触るとと粉々に落ちます。)

 

チョウジタデの葉の様子

 

ウスゲチョウジタデの葉の様子

 

チョウジタデの茎

チョウジタデ

茎に翼があります。見たことがないですが、やはり似た花でヒレタゴボウという花がありますが、そちらはもっと明瞭に翼が目立つようです。といっても分かりづらい気がしますが、そもそもヒレタゴボウは花がずっと大きいのと果実の形が全く違うようです。

 

チョウジタデの紅葉1

チョウジタデ

 

チョウジタデの紅葉2

チョウジタデ

紅葉の仕方も違いがあり、チョウジタデは写真のように真っ赤になります。

 

ウスゲチョウジタデの紅葉1

ウスゲチョウジタデ

こちらは真っ赤とはいかず緑がかなり残る傾向があります。果実の色もチョウジタデは鷹の爪のように真っ赤ですが、ウスゲチョウジタデはあまり染まってないようです。

 

チョウジタデの花2

チョウジタデ

 

という感じのチョウジタデ、ウスゲチョウジタデの比較でした。

どちらもしっかり育ったものなら全体の大きさでも分かりやすいですが、やっぱり花床の毛の有無を見るのが一つの大きなポイントだと思います。

ところで、

昨年(2015)は「ウスゲチョウジタデしかないんじゃないか?」っていうぐらい、どこかしこでも見かけたのですが、なぜか今年は激減してあまり見かけていません。

そもそもウスゲチョウジタデというものがあることを知ったのは昨年なので、それまで身近にどの程度存在していたのかもわからないので、増減の推移は不明ですが。

で、チョウジタデが増えたかというと増えてもいません。主にそれは水田回りの話なので除草剤などの影響なのかもしれません。(家の真ん前の水田においても昨年はたくさん生えてましたが、今年は全く見かけずなので。)

打消しましたが、実際、水田によっては全く見られなくなった水田もあったのですが、全体でみると最終的にはウスゲチョウジタデの方が多く見かけました。

 

(追加画像)

それぞれの紅葉の違い

左がウスゲチョウジタデ、右がチョウジタデの紅葉。

ちょうど並んでいたそれぞれ小さな個体で、染まり方の違いが出ています。

 

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