タコノアシ Penthorum chinense
湿地に咲く花で、見た目も名前もユニークな花。
雄しべは10個。雌しべは5~7個で下部で合着している。
花序の柄が出る辺りの茎。突起状の先が黒い毛があるようです。
中間ぐらいではその毛らしきはかなり疎ら。
葉は披針形で互生します。
ここからは2015年の10月。
タコの吸盤のようになってきました。
吸盤を多数つけ、色も赤味を帯び、まさに蛸の足のようになります。
同じころ、別の川沿いの湿地では紅葉していました。
タコノアシ科タコノアシ属(APG3)の花はこのタコノアシ以外にPenthorum sedoidesというのが検索で見つかりましたが、かなり仲間も少ない「科」のようです。
そんなとても個性的な花、タコノアシでした。
(追加画像)
(2017年8月下旬、以下3枚追加)
思わぬところに生えていたタコノアシ。こんなところでも育つとは思いませんでした。
(後で気づいたのですが場所的に入ってはいけなかったようです(苦笑))
これまで見ていた場所がもしかしたらなくなるようなそんな気もしていて、他の場所でも咲いていることが分かったのは良かったです。
(2019年春追記: 案の定、たくさんタコノアシが生えていた場所は、埋め立てられてしまいました。)
葉縁の細かな鋸歯。