ミズヒキ Persicaria filiformis
林の縁や林内でよく見かけるタデ科の花。細い花序を伸ばし、小さな花を咲かせます。
この写真は家でのものですが、普通のミズヒキです。
こちらも写真は同じく家の花ですが、ミズヒキの白花品種はギンミズヒキと呼ばれますが、葉に白色が入る園芸品種で斑入りギンミズヒキです。(下に林内で見かけたギンミズヒキも追加しました。)
花は上半分が赤く、下半分が白いという面白い配色をしています。
細長い花序と、この紅白の花の様子を「水引」に見立てて付いた名前。
暑い時期に咲く花に多いですが、ミズヒキもまた午前中に咲く花です。
葉は10cm前後の広楕円形~倒卵形をしています。この写真のものは入ってませんが、2枚目の写真などに見られるようにタデ科の葉によく見られる黒い斑紋が入っているものもあります。
托葉鞘の様子。
ついつい撮りたくなるタデ科らしい魅力のある花ですが、やや日差しがない場所に生えていることも多く、花序が細いことや花の小ささもあり写真を撮るのが大変な花の一つです。
(追加画像)
(2017年8月上旬、以下3枚追加)
中心に雌しべの花柱が2つ見えます。雄しべは5つ。
花軸には上向きの毛が生えている。
この水滴のように見えるものは蜜かな?
(2017年8月下旬、以下3枚追加)
林内で見かけたギンミズヒキ。
葉は斑紋が入らない。
白花品種なので茎などが赤味を帯びたりしないのかと思ったのですが、普通のミズヒキと変わりませんでした。