オニユリ Lilium lancifolium
栽培されているものも見かけますが、日当たりのいい道端の草地などにも見かけるユリ科の花。
花は下向きに咲きますが、花被片が強く反り返って上からでも花をアピールしているかのようです。
黒っぽい斑点が多数あり、花被片の基部の方では突起状になっています。
細い葉が互生。
昆虫へのアピール度は満点そうな花をしていますが、3倍体のため種子は出来ません。
代わりに葉腋にむかごが付き、これで栄養繁殖します。
茎には白い綿毛が生えています。
オニユリの由来は「鬼火(火の玉)」に見立てたのではないかと個人的に思ったりしますが、色合いが鬼を連想させた説や、大きいという意味でオニとついたという説が一般的なようです。。由来はともかく名前にオニとはつきますが、夏の日差しがよく似合う素敵な花と思います。