クズ Pueraria lobata

普段は大きな葉ばかりが目につきますが、７～９月ごろにかけてとてもフルーティな甘い香りのする花を咲かせます。

花色も美しいと思います。

蕾の色も綺麗。

葉は３出複葉でとても大きく、よくまるごと樹木に覆いかぶさっている姿も目にしますが、茎（つる）は一年で十数メートルにも伸びるといわれます。

根は葛根として生薬としても有名で、とても長く１．５ｍほどにもなるようです。

草本としてはかなりスケールが大きい植物です。

小葉の基部には小托葉がある。

葉の裏は毛が密生し白っぽい色をしています。

茎には長い褐色の毛が多数生える。

そんなこんな観察していると、

クズのつるの先に止まったトンボ。

翅が全体に茶色く先の方には大きい斑があり、胴体～腹部は黄色と黒のトンボなんですが、調べても分からずで、見たことのないトンボでした。

（追加画像）

毛がたくさん生えている豆果。（２０１５年９月の写真。）