ヤブガラシ Cayratia japonica
道端の草地~林縁、そして民家周辺などどこでも見られるブドウ科のつる植物。
今まで気づかなかったのですが、花弁の縁がスリッパ?ポケット状になっているようです。
この点について書かれている情報が特に見当たりませんが、不思議な形だな~と思いました。(追記:単に蕾のときの形かな。他の花でも見かける構造でした。)
ヤブガラシには結実する2倍体と結実しない3倍体があり、東日本ではほとんどが5小葉の3倍体ですが、西日本には2倍体も存在するそうです。(2倍体には3小葉などが混じるらしい)
結実した様子も見てみたいですが、そんなわけで残念ながら見たことがありません。
葉の付き方は鳥足状複葉。
若芽は食べられ、根は生薬になります・・・とはいえ、人間には厄介がられますが、昆虫などには花も葉もとても人気があり、彼らにとっては人間に負けずに力強く生きるヤブガラシのような植物って有り難い存在に違いないと思います。
(追加画像)
(2017年4月)芽出し。
(2017年8月上旬)
ヤブガラシとダイミョウセセリ。