モリムラマンネングサ(ヨコハママンネングサ) Sedum sp.
モリムラマンネングサとヨコハママンネングサは同一種といわれているので、両方の名前を載せてみました。また、学名については未確定という情報があるようでSedum sp.ということにしています。
花はこの仲間らしい黄色の花を咲かせますが、オカタイトゴメと同じで身近で見かけるものには、タイトゴメのように株を覆いつくすほど満開に咲かせるものは見たことがありません。
特徴はけっこうハッキリしていて、細くて先が尖るような葉をしており、茎にたいていは3輪生で付いています。
もう一点判りやすい特徴は、粒状突起というよりは三角に尖ったギザギザな突起が葉の縁に並んでいることです。肉眼でもよく見ればそれと判ります。
(追記:下の方の葉では突起が目立たなくなるようです。)
多くは民家周辺や道路沿いなどに見られ、庭の縁に植えている家もありますし、道路の植栽の下にグランドカバー状に植えられたものもあり、それらの逸出品と思われます。おそらくオカタイトゴメも似た経緯で広まっていったのではないかと、想像ですが。
さらに推測になりますが、例えばまずモリムラマンネングサとして流通していたとして、それが野生化したものが横浜あたりで発見され、ヨコハママンネングサと名付けられたというようなこともあるのかも。(もちろん真相は知りません。)
以下はおまけ。
タイトゴメやオカタイトゴメ、メノマンネングサと同じように昨年夏あたりに一茎採取して増えたもので、その昨年9月の様子。
(2018年6月下旬、以下5枚)
鉢植えから逸出したものですが、妙に一茎だけ葉が長いものが伸び始め気になっていたのですが、はじめて花が咲きました。
なにか混じって生えたのかもと思い抜いてみたのですが、分岐した茎には通常サイズの葉がありました。
花が咲く茎は葉が長くなるというわけでもないとは思うのでたまたまなのかな。
その花をつけた茎の葉の様子。
ギザギザの鋸歯状の突起がないようです。
それであらためて葉の様子を見てみたのですが、てっきり葉の縁の鋸歯状の突起は全ての葉にあるものと思っていましたが、あらためてみてみると、下の方の葉になるにつれて目立たなくなっているようでした。
(そもそも、この記事すでに載せていた画像でもそうした様子は見られたし、気づくのが遅かったようです。)
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