ハマツメクサ Sagina maxima
海岸に咲くツメクサの仲間。道端に見かける一般的なツメクサと比べ、全体にやや大きめで葉には厚みがあり、花径は5mmほどあります。
とても厳しい環境に思えますが、このような海岸の岩場の僅かな隙間に育ちます。
葉の幅は広めのもの計ってみると約2mmほどありました。
意識しないで選択してしまいましたが、根生葉と思います。茎につく葉はもう少し細い傾向のようです。
花柄や萼片、上部の葉には腺毛が目立ちます。
果実の様子。
種子の表面はボコボコした跡が見えますが突起がないのが特徴。
同じように葉に厚みがある似た花にオツメクサがあり、オツメクサの場合は種子の表面にツメクサのような突起があるようで、この種子の様子が大きな識別ポイントになります。
種子サイズは0.4~0.5mmほど。
小さな花ですが、海浜性の植物らしいたくましい花です。
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