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Familiar Flowers 2

道端の花など、身近に咲く花図鑑(観察地: 茨城県)

キツネノボタン Ranunculus silerifolius var. glaber

キンポウゲ科 林内、林縁

 5弁の花

林縁や湿り気のあるような場所に見かける花。

似た花に茎に毛が生えるケキツネノボタンがありますが、実際にはキツネノボタンにも有毛タイプがあるので単純に毛の有無では判断できません。

また、小型で斜上毛が生え花期の遅い基本種とされる似た花ヤマキツネノボタンもあります。しかしキツネノボタンと同一とする説もあるようで、その辺のところもいろいろ実際に見て確認したいところなのですが、今のところヤマキツネノボタンと思われる個体に出会ったことがないため、そのあたりには今回は触れないことに。 確認できました(8月7日)→ヤマキツネノボタン

他には西日本に多く、果実にトゲのあるトゲミノキツネノボタンというのもあるようです。同じく実物を確認したことがありませんが。

花の様子。

4弁の花

3弁の花

花弁はほっそりした傾向があるようです。また、普通はトップの写真のように花弁は5枚ですが、3枚や4枚のものもよく見かけます。後になって思うとシーズン初期(5月下旬くらい)の方にそういうタイプをよく見た気がします。

 

茎の毛の様子。

・ほぼ無毛タイプの中間と株元。

 

・中間が開出毛で下部は開出毛~やや下向きの毛のタイプ。

 

・中間から上は斜上毛で、株元は開出毛~やや下向きの毛のタイプ。

といった具合で、キツネノボタンには無毛~有毛まであり、茎の位置でも毛の量や生え方には変化があるようです。

ちなみに、いずれも茎は太く大きな個体。

 

葉の様子。

葉の特徴は文章に説明するとややこしい感があるのですが、丸みがあり、鋸歯が細かく(多く)、植物自体が大きいことも多いので葉もかなり大きいものがあるなど、やはりケキツネノボタンとは違いがあります。

 

果実(痩果)の様子。

キツネノボタンの集合果はほぼ球形にまとまる傾向があります。また、花柱の先の曲がり具合も特徴の一つ。

 

果実は熟してくると触れるだけでポロポロ落ちるようになります。

果実がトランプのように綺麗に並んでいる感じになるのも、稜があるのは片側だけのせいかもという気がします。(そこに着目してあまり数を見てませんが。)

 

果実の特徴は背側(花柱の曲がる反対側)に稜があることです。といっても、ちょっと分かりづらいですが。ケキツネノボタンの方と比べると分かりやすいかもしれません。

 

個人的に気になっている点。

蕾の写真1

蕾の写真2

数か所でキツネノボタンを見ていますが、いずれの場所でも萼片の先に黒っぽい斑(蕾のときに分かりやすい)があるものを見かけたことがありません。逆にケキツネノボタンでは黒い斑があることがほとんどでした。たまたまなのかもしれませんが、記録として載せておこうと思います。

 

ということで、

全体像、草姿

和名のせいでややこしく感じますが、ケキツネノボタンとは学名的に種小名も違う仲間なので、落ち着いて見てみるとそれほどややこしくもないようです☆

 

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