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Familiar Flowers 2

道端の花など、身近に咲く花図鑑(観察地: 茨城県)

ツルドクダミ Fallopia multiflora

このくらいの時期になると急に目立ち始めるつる植物。ドクダミとつきますが、タデ科の植物です。 覆われた下にはクズが生えているのですが、完全に入れ替わっていました。 雌雄同株で、花序には雄花と雌花が混在するようなのですが、雄しべも雌しべもしっか…

ウナギツカミ(アキノウナギツカミ) Persicaria sagittata var. sibirica

湿地や休耕田など湿った場所に見かけるタデ科の花。 小さな花が枝先に集まっていますが、花は2~3個ずつ咲いていくのか同時に咲いている数は少ないです。ほとんどが蕾に見えますが、蕾ではなくて果実を包んだ花後の状態の花被と思います。 咲き始めの花序…

アカバナ Epilobium pyrricholophum

湿り気のある所で育つ花です。花色は淡紅色なのにアカバナって不思議な感じですが、漢字で書くと「赤花」ではなく「赤葉菜」であって、葉が赤く紅葉することから付いた名前です。 花径は1.4cmのものがありましたが、多くは1cm程度。 アカバナ属の見…

キカシグサ Rotala indica var. uliginosa

水田などによく見かける草丈10cmほどの小さな抽水植物。この時期は雨水がある程度ですが、水田に水が張られている時期は全草がほぼ水中にあることも。 花は2mm程度で小さいです。先が尖って目立つ部分は萼で、花弁はその間にある米粒のような形をした…

ホシアサガオ Ipomoea triloba (+マメアサガオとの比較)

マメアサガオから遅れること約3週間、咲き始めたホシアサガオ。 マメアサガオと混生しているホシアサガオ。畑の縁や道端の草地など同じような場所に咲いています。 花を寄せてみました。写真ではホシアサガオが小さいですが、やや小さめの花だっただけで基…

シロザ Chenopodium album

道端に普通に見られるヒユ科の背の高い植物。 よく育ったものは2mを超えるものもあります。 一般的に見かけるものは1m前後。(ごく小さいものもあります。) こちらは上の写真とは別のもので、家に生えてきたものを育つに任せておいたものです。草丈は計…

ハマオトコヨモギ Artemisia japonica ssp. littoricola ?

場所は海岸、崖の上の草地。周辺には、この一株しか見当たりません。 多数の頭花を枝分かれした花序につけています。外側に雌花、中心に両性花。 ここまでの花の写真は、花を起こしたり上に向けたりして撮りましたが、 横たわった花序に、花はそのまま下向き…

ヒメジソ Mosla dianthera

道端の草地に見かけるシソ科の花。イヌコウジュとよく比較される花で、2~3週間遅れて咲き始めたところです。花序はこれから伸びていきます。 ふと昨年の写真を見ると全く同じ日に最初の花が咲いていたようです。 上側にある2本の雄しべが花粉を出す完全…

ハナタデ Persicaria posumbu

林の縁などやや湿り気のある日陰によく見られるタデ科の植物。 名前に「ハナ」と付く植物は、似た仲間たちと比較して花が目立つとか綺麗な花をしているものにつけられることが多いです。 ちょっと見た感じではイヌタデなどより疎らな花序は地味な印象もある…

イヌタデ Persicaria longiseta

道端に普通に見られるタデ科の植物。 白花もあるらしいですが普通は紅色の花をしています。 このくらい引いた写真でも、小苞の縁にある長い毛が飛び出しているのがよく見えます。 花被は5裂で、写真のような感じであまり完全に開かないようです。それはそれ…

コメナモミ Sigesbeckia glabrescens

林の縁などに見かけるキク科の花。総苞片が印象的でなかなかユニークな花をしています。 その総苞片には腺毛がよく目立ちます。全体に黄色な為に一見、筒状花のみの頭花に見えますが先が3裂した舌状花もあります。 葉の幅はもう少し狭いものもありますが、…

ヒメキンミズヒキ Agrimonia nipponica

林の中など日陰に咲くバラ科の花。花弁は細く、花付きは疎ら、雄しべが5~8と少ないのが特徴。 定規の当て方が雑ですが写真のもので花径6mm。周辺の小さめの花で4mmでした。 キンミズヒキの半分程度しかない小さな花をしています。 草丈は30cm程…

アメリカセンダングサ Bidens frondosa

道端に普通に見かけるキク科の花。舌状花が普通なく(見えず)大きく広がった総苞片が印象的です。 この写真のように舌状花がハッキリとあるものもあります。コセンダングサとコシロノセンダングサの関係のように、名前が付いていても良さそうなものですが、…

キバナアキギリ Salvia nipponica

林の縁などに生えるシソ科の植物。サルビアの仲間です。 花の中心に見える紫色のものは仮雄しべだそうです。花粉を出す完全雄しべは上唇の方に隠れて見えていません。 一般的には昆虫をこの目立つ仮雄しべの方で誘い込み、そのすきに上の花粉を出す雄しべが…

オオオナモミ Xanthium occidentale

主に農地周辺の道端に見かけるキク科の植物。 花序の上の方には雄頭花がつきます。 雌頭花はその下あたりに咲きますが、花のときはあまり目立ちません。 写真中央で嘴状の突起のところ柱頭が出ているのが見えます。 葉は3~5に浅~中裂した形。 花後に雌頭…

センダングサ Bidens biternata

道端に咲くキク科の花で、名前はセンダン(樹木)の葉と葉の様子が似ていることから。 黄色の舌状花がありますが、数は不安定です。 葉は1~2回羽状複葉。 葉の両面ともに毛が生えていて、柔らかい葉をしています。 上部では互生ですが、 下部では対生につ…

イラクサ Urtica thunbergiana

林の縁のような日陰に生えている植物。 少々観察には注意が必要な植物で全体にトゲ(刺毛)があるのですが、トゲの基部にアセチルコリンとヒスタミンを含む嚢があるそうで、単純にトゲに触って痛いというだけではなく、より強い痛みが続くようです。 雌雄同…

ホナガイヌビユ Amaranthus viridis

道端、といってもアスファルト縁や民家周辺など人工的な場所で見かけるヒユ科の植物。この写真は花後の状態で穂が褐色になっています。 こちらはまだ若い緑色の穂。別名はアオビユ。 雌花の柱頭が見えます。すでにほぼ果実になってきている状態かと思います…

ホソアオゲイトウ Amaranthus hybridus

主に農地回りでよく見かける植物。花序には短めの横枝が多数出て全体に細長い花序をしています。 「ゲイトウ」は「ケイトウ(鶏頭)」で、よく園芸で栽培される赤い鶏の鶏冠のような花に対し、青くてほっそりしているのでホソアオゲイトウ。 最近は円錐状の…

ヨモギ Artemisia princeps

道端などによく見られるキク科の花。食材としても生薬としてもよく知られます。 秋に円錐花序が出て多数の花を咲かせます。ただ花としては舌状花がないため全く目立ちません。 上から見るとこんな感じ。 小さな花の集まりの頭花は、中心に筒状花の両性花がい…

ナンブアザミ Cirsium nipponicum

林の中などに生えるアザミの一種。草丈は普通に人の背丈くらいまでになります。 花は横向き~やや下向きに咲き、総苞片の先には短い刺があり反り返ります。(開出程度もあります) 少々ですがクモ毛も見えます。さわった感じは微かに粘る感じがありました。 …

マルバアメリカアサガオ Ipomoea hederacea var. integriuscula

道端に見かけるヒルガオ科の花。花径は3cm程度と小さいですが、花そのものはよく園芸栽培される一般的なアサガオによく似ています。 アサガオと同じように花の中心の筒部は白く、そこから光が放たれているかのように感じます。 萼の辺りには長毛が密生し…

ヤマハッカ Isodon inflexus

林の縁などに咲く花で、ハッカとは付きますが葉に香りは特にありません。念のため葉をこすって見たもののやっぱり感じませんでした。 シソ科に多い唇形花という花のタイプですが、下唇は両サイドが巻いていて雄しべ雌しべを包み込んでいます。 葉柄に葉身の…

センナリホオズキ Physalis pubescens

道端に見かけるホオズキの仲間。暖かい地方を好むようで身近にはあまり見られません。(ホオズキもページ後半に載せてます。) 花冠や萼に毛が生えているのが見えます。 花は淡い黄色で中心は褐色の斑紋があります。全体の色をいうならチョコバナナ色? 花径…

ヒガンバナ Lycoris radiata

道端に見かけるヒガンバナ科ヒガンバナ属のヒガンバナ。名前の通り、秋のお彼岸前後に咲く花。 花茎の先にぐるりと輪生状に花を咲かせます。長い雄しべと雌しべが印象的 ですが、基本的に日本のものは3倍体であるため結実はしません。 花被片は内外あり、内…

ヤブマメ Amphicarpaea bracteata subsp. edgeworthii var. japonica

道端の草地で見かける花。マメ科のつる性の植物はこの時期は多い気がしますが、咲く順番的にはその中で一番最後になるのかも。(今思いつかないだけかもですが) なんとなくぶっきらぼうな名前ですが、花色は上品な紫が旗弁(上側の花弁)に入る美しい色をし…

ボントクタデ Persicaria pubescens

水辺など湿り気があるところで見られるイヌタデ属の花。細いひも状の花序は枝垂れ、小さな花が離れ気味に咲きます。 花被は5裂した綺麗な形で、色はほぼ白でかすかに淡紅色をしています。 花後の花被は鮮やかな紅色になり果実を包みますが、花色とのコント…

新たに不明なヌスビトハギ属の一種 Desmodium sp.

また、どれともいえない不明なヌスビトハギ属の一種に出会ってしまいました。 花序の軸や萼などに目立つ毛はない。 茎上部の方の小さな葉は頂小葉が倒卵形。 中間のメインの葉の頂小葉の幅の広い位置は葉の中央~先端寄り。一枚撮るならもうちょっと明らかに…

ヒシ Trapa japonica

沼や溜池などの水面に咲く浮遊植物、秋に1cm程度の白い花を咲かせます。 この水面に浮かぶヒシの葉の形が、菱形の菱の語源ともされます。 (黄色の花は昨日載せたイヌタヌキモで、画面の右奥の方には花期のピークは過ぎましたがハスも咲いている。) 葉柄…

ツリフネソウ Impatiens textori

湿地に咲く面白い形をした花。写真は数年前の10月のものですが、ツリフネソウの他にミゾソバの群生もピンクの花を咲かせていて賑やかな秋の景色。 今年、上の写真とは別の場所でのツリフネソウ。 上側の2枚の萼片が緑色をしていますが(なんでだろう?)…

イヌタヌキモ Utricularia australis

沼に咲く水草の花です。浮遊植物であり、食虫植物でもあります。 小さな花ですが、水面から顔をだした姿はなかなか可愛らしいです。 浮かんでいるのはヒシで、水中にはイヌタヌキモの葉が見えます。 花は下唇の幅で1.5cm。 この透明に見えているものが…

イガオナモミ Xanthium italicum

海岸や河口付近に見かけるキク科の植物。これが花なのですが、上部に雄花(雄頭花)、そのすぐ下に雌花(雌頭花)が咲きます。下の方の葉腋は雌花だけというのもあるようです。花としては目立ちません。 雄頭花は筒状花の集まり。葯は分かれていますが花糸は…

アオミズ Pilea pumila

林の縁などに群生しているのを見かけるイラクサ科の植物。 草丈は30cmくらい、葉の表は3脈が目立ち鋸歯が基部に近いところまであり、葉先は尾状になります。 表裏ともに疎らに毛があります。 昨年(2015)の写真。いまいち一つの花の姿としてなかな…

マメアサガオ Ipomoea lacunosa

道端の草地、畑の縁などで見かけるヒルガオ科の花。花色はほんのり紅色がかっていますが、ほぼ白い花をしています。はっきりと色がついているベニバナマメアサガオ(f. purpurata)というのもあるそうです。 花柄にイボ状の突起があります。 葉の形には丸い…

ノハラアザミ Cirsium oligophyllum

道端の草地に咲くアザミのひとつで、花期は秋(8月~)。 名前が似てややこしいノアザミは5月~7月くらいが主な花期です。とはいえ、例外もあるようなので、 そんなときの一番簡単な見分けポイントは、ノハラアザミの特徴は総苞片が斜上するように開いて…

イタドリ Fallopia japonica var. japonica

道端に生える大型のタデ科の植物。花期は秋とされていることが多いようですが、6月から咲いています。その後7月くらいには草刈りされてしまいますが、8~9月に再度伸びたものが花を咲かせています。 その6月に撮った写真。雌雄異株でこの写真と1枚目の…

マルバルコウ、ルコウソウ、ハゴロモルコウソウ(モミジバルコウ)

マルバルコウ Ipomoea coccinea ルコウソウ Ipomoea quamoclit ハゴロモルコウソウ(モミジバルコウ)Ipomoea × multifida 道端に咲くつる性の花。朱赤色の漏斗状の花が可愛らしいです。 「マルバルコウソウ」と覚えていましたが、「ソウ」がいらなかったよ…

タカアザミ Cirsium pendulum

道端の草地などに育つ大型のアザミ属の花。写真のもので150cm程度ありますが、高いものは2mを超えます。 多数出る花序の枝は分岐して沢山の花を下向きに咲かせます。今年はまだ咲き始めたところ。(この一枚は昨年(2015)の写真。) 今年の咲き…

イボクサ Murdannia keisak

写真は湿地に育っていたものですが、水田の縁などによく見られる花。 花径は1cm程度と小さいですが、淡い紅紫色の花はよく見ると美しい花です。 花弁は3枚で、雄しべは6つありますが、青く見えるのが花粉を出す雄しべで、花弁の色に近い小さめの雄しべ…

ダンドボロギク Erechtites hieracifolia

比較的新しく開発されたような場所でたまに見られるキク科の花。 属はちがいますがベニバナボロギクとは、どことなく似ています。 花の違いでいうと色はもちろんですが、ベニバナボロギクは下向きに咲きダンドボロギクは上向きに咲きます。 葉はベニバナボロ…

イヌコウジュ Mosla punctulata

林の縁などに見かける花です。 茎頂や葉腋から総状花序を伸ばし、唇形で淡紅色の花を咲かせます。 花後の萼筒の奥にちょっと分果の一部が写っている。 葉はほっそりしたものから、たまに丸みの強いものもみられます。(上部の葉に多いもよう) 個人的にイヌ…

アカネ Rubia argyi

道端の草地~林などで見かけるつる植物。写真は家で咲いていた今年一輪目の花。 花は小さく4mm程度。花冠は5裂し、雄しべも5個。中心に雌しべの柱頭が2つあるのが見えます。 後ろから見た花。萼裂片あるいは萼歯らしきは無い?ようです。情報が見当た…

センボンヤリ Leibnitzia anandria

明るい林の草地に咲く花。花といっても写真のように秋の花は閉鎖花で開かない花です。気の早いものは伸び始めているようです。 名前の由来はその秋の閉鎖花の様子を槍にたとえたもの。 伸び始めた秋の閉鎖花。 一本槍状態の写真ばかりです(笑)もっとたくさ…

マルバアカザ Chenopodium acuminatum

海岸の砂浜などに生えるヒユ花の植物。 花といってもこの仲間は花として目立つものではないですが、 拡大すると花がわかります。雄しべは5つあり、花糸の基部は繋がっているようです。 雌しべの柱頭は2つあるようでプラグみたい。 葉はしっかりと厚みがあ…

ヤブツルアズキ Vigna angularis var. nipponensis

道端の草地に咲く小豆(アズキ)の原種とされるマメ科の花。 同じように道端に咲くノアズキと花がよく似ています。向かって左側の翼弁が竜骨弁に被さるというのがヤブツルアズキの特徴のようです。 並べて比較するとこんな感じ。右のノアズキの方は竜骨弁が…

アレチヌスビトハギ Desmodium paniculatum

道端の草地、アスファルト縁などに見かける花。同属のヌスビトハギなどより花は一回り大きく、旗弁の基部には目玉のような中心が白で縁が黄緑の斑があります。 上側の萼歯がほぼ無いように見える。 葉は3出複葉、小葉は広披針形。 豪快に笑っているように見…

ダキバアレチハナガサ Verbena x incompta

道端の草地に見かけるクマツヅラ科の花。 似た花ヤナギハナガサと違い花筒があまり飛び出しておらず、花序は咲き進むにつれ長く穂状に伸びます。 6月の頃の様子。 まだそれほど花序が伸びていません。 下の方の葉は幅が広い。 花序が出る上部の葉は広線形に…

ハッカ(ニホンハッカ) Mentha canadensis

湿地に見かけるシソ科の花で、いわゆるミントの一種。葉をこするとてもスーッとした香りがします。 花色は白~淡紫色で、茎はよく枝分かれします。節間は広め。 花はぐるりと輪生しているように見えますが、実際には写真のように葉腋から花序が出て仮輪(偽…

カナムグラ Humulus scandens

道端の日当たりのいい草地に見られるつる植物。雌雄異株で写真は雄花。 あまり馴染みのない感のあるアサ科ですが、属は違いますがエノキやムクノキなどがあり、同属の植物ではビールの原料になるホップなどがあります。 垂れ下がる大きな葯の先が開いていま…

ノアズキ Dunbaria villosa

道端の草地に育つマメ科のつる植物。一般的なマメ科の蝶型花とちょっと違い、翼弁と竜骨弁が曲がったような面白い形をした花。 属は違いますがそっくりな花に、まだ今シーズンは花を見ていませんがヤブツルアズキ(Vigna angularis var. nipponensis)があり…