主に観葉植物として鉢植栽培されるキジカクシ科の常緑植物。 耐寒性はあまりないので、冬場は室内に取り込みます。 夏に花茎をだし、いくつか分岐を持つ花序をつけます。 花序先端までの長さは葉の長さの2倍ほどありました。 写真で茎が緑色のものは斑無し…
野菜として栽培されるオクラの花。 オクラという名前は英名( okra ) からきているそうです。 葉腋に花を単生します。一日花(午前中)。 花弁は淡い黄色で5枚あり、基部寄りで暗紫色。 花径は6~7cmほど。平開はしない。 アオイ科によく見られるよう…
オリエンタルハイブリッドリリーは、ヤマユリやカノコユリの交配を中心に、その他いくつかのユリ類を交配してつくられたグループ。 よく知られている園芸品種に、カサブランカ( 'Casa Blanca' )などがありますが、主にここに載せているものは、そのカサブ…
庭植えや鉢・プランターなどで栽培されるアヤメ科の園芸植物。 耐寒性はやや弱いとされますが、自宅庭では植えたままでも何年も持っています。 掘りあげる場合は、秋に葉が枯れた頃に乾かし貯蔵します。 親球周りに子球がたくさんできよく増えます。そういえ…
花壇などによく植えられているキク科の園芸植物。 土壌線虫対策に畑に植えられることもあり、それ用の園芸品種もあるようです。 写真のものは園芸的にはフレンチ種(フレンチマリーゴールド)と呼ばれる花で、和名/別名にはあまり一般的でないですが、コウオ…
野菜のきゅうりの花。 雌雄同株でこの写真の花は雌花。 キュウリは単為結果性があり、受粉せずとも果実ができ、栽培品種によっては雄花がつきにくいものなどもあるそうです。 雌花の様子。 雌花では、柱頭が3つ見えます。 萼の下には「小さなきゅうり」とい…
キク科の耐寒性常緑植物の花。 銀白色の葉のコントラストを活かして寄せ植えなどによく用いられています。 園芸品種がいくつかあるようですが、写真のものはあまり丈が高くならないので ごく一般的に流通する園芸品種で 'Silver Dust' と思います。 けっこう…
庭などで栽培されるツルボラン科の園芸植物。 園芸品種の数は3万以上ともいわれます。 この写真の花は、一つ前の花のこぼれ種から育ったものと思います。 花色的に、ノカンゾウ( H. fulva var. kwanso )とかなり似た印象ですが、花被片に幅もあり、花径も…
シソ科の常緑小低木で、柑橘系の香りからレモンタイムとも呼ばれるハーブの一種。栽培品種がいくつかありますが、写真のものの栽培品種名までは不明。 以前は、タチジャコウソウ( T. vulgaris )とラージタイム( T. pulegioides )の交雑種と考えられてい…
湿り気のある草地に育つアヤメ科の花で、園芸植物のハナショウブの原種。 草丈は背の高い花の方で90cmくらい。 花色は赤紫色。外花被片に黄色の筋があり、ほっそりとした内花被片は直立しています。 花柱分枝の先の付属片は2裂し、裂片は強く反り返って…
公園の植栽、あるいは庭木としてもよく植えられているオトギリソウ科の常緑(または落葉)低木。 キンシバイ( H. patulum )の園芸品種とされることもありますが、調べてみるとRHSではタイトルに入れた学名のように交配園芸品種とされていました。( シ…
公園や庭などに植えられるモチノキ科の常緑高木。 雌雄異株。雌花花序の様子。 葉腋、或いは少しずれた位置から散形花序を出します。 花弁は軽く反っています。 花弁数は6枚が多いようでしたが、7枚というものもありました。一般的な解説では4~6枚とさ…
イワタバコ科の園芸植物。 いくつか園芸品種があるようですが、写真のものの園芸品種名は不明。 花期は春や秋がメインで、その他の季節もちらほら咲かしていることはあります。現在はわずかに咲いている程度。(下の方に秋の様子追加。) 先日の葉や花茎が根…
クランベリーと呼ばれるものの一つで、秋に酸味のある果実をつけるツツジ科の常緑小低木。 地植えでは、つる状のシュートが地面を這いまわり広がります。 花は直立する茎に2~6個ほど咲かせます。 ツルコケモモ(V. oxycoccos)は1~4個と平均的には少な…
イワタバコ科のストレプトカーパス属のハイブリッド園芸植物。 耐寒性がないので鉢植えで栽培されます。園芸品種は多数。 葉、花茎ともに根生します。 有茎種のストレプトカーパス サクソルム( S. saxorum )の園芸品種もよく栽培されます。 花冠は漏斗状で…
庭木として植えられるモクセイ科の樹木で、コミノネズミモチの斑入りの園芸品種。 冬場は斑入りの葉があり常緑樹と思っていましたが、Ligustrum sinense の解説では、落葉樹とされていました。気温がより低い地域では落葉するということなのか、園芸品種だか…
公園樹や生垣として利用されているのを見かけるアカネ科の常緑小低木。 写真のものは葉が斑入りの園芸品種。 樹高は高くても1m程度で、よく枝分かれします。 花冠は漏斗状で筒部があり、先は基本的に5裂。(稀に4や6裂も見られる。) 裂片の先は尖って…
葉が四葉なことから流通名はラッキークローバーとも呼ばれる、カタバミ科の園芸植物。 葉の中心が濃い斑入りになるのものがメジャーですが、'Iron Cros' という園芸品種のようです。 冬場は地上部はなく、初夏になると葉とともに花序を出し花を咲かせます。 …
地面を這い広がりグランドカバーなどに利用されるキンポウゲ科の植物。 日本では一般的に、ヨーロッパで改良されたハイキンポウゲの園芸品種として、ゴールドコイン 'Gold Coin' と呼ばれていますが、不思議なことに海外サイトで 'Gold Coin' という表記はほ…
園芸栽培されるフウロソウ科の花。 花弁が薄いピンクで紅紫色の筋が入るのが特徴。 園芸品種として 'Striatum' と表記されていることもあるようでしたが、変種とする方が多いようです。変種ということは、花弁の様子の他にも何か特徴があるのかもしれません…
樹木に張り付いて育つ着生ランの一種。 自生の野生種には出会ったことはありませんが、分布的には日本の他、中国や朝鮮半島で、北限は宮城県あたりだそうです。 水苔などを用いた鉢植え栽培のほか、庭木へ着生させたりして栽培されます。 写真のものは '友白…
園芸栽培されるフウロソウ科の花。 園芸品種がいくつかあるようで、 'Album' と思われます。 雄性先熟で、咲き始めの花は長く突き出た雄しべが10本。 雌性期の花になると雌しべは雄しべよりさらに長く突き出たのち、柱頭は5つに開きます。 花径は3cmく…
庭植えなどで見かけるヤシ科の常緑高木。 シュロと似ていますが、葉がコンパクトで葉の裂片がほぼ垂れないのが特徴。 野生的な雰囲気のあるシュロと比べると、やや洗練された感があり、庭木として植えられるのは昔から植えられていたものを除けば、最近はト…
園芸栽培されるナデシコ科の海浜性植物で、葉をつける茎はあまり高くならずマット状に広がり、花の咲く茎は斜上します。 別名では、萼筒の膨らんだ様子からホテイマンテマとも呼ばれます。 原産地はヨーロッパの大西洋岸、バルト海沿岸などで耐寒性がありま…
古くから観葉植物として鉢植えや庭植えで栽培されてきた、キジカクシ科の常緑草本。 オモトに限ったことでもないですが、常緑の葉を持つ植物には、なにか神秘的な力があると考えられ、縁起物としても栽培されることも多いです。 個人的には身近で、野生のも…
ヤシ科の常緑高木で、古くから庭木として植えられてきたほか、林内では野生化したものも普通に見かけます。 若い株。 花芽が出てきた頃の様子。 雌雄異株とされますが、稀に同株のものもあるとする解説、雌花花序には両性花が混じるとする解説、あるいは雄花…
花壇やプランターなどで栽培されるキク科の花。 こんもりとした草姿になり、ピーク時には茎葉が見えなくなるほどたくさんの花を咲かせます。 あらためて眺めていると、フランスギクを小型にしたような感じにも見えてきたのですが、現在は別属( Mauranthemum…
生垣などとしてよく植えられているのを見かけるバラ科の常緑小高木。 カナメモチ P. glabra とオオカナメモチ P. serratifolia ハイブリッド園芸品種。 5月上旬、蕾の頃の様子。 現在の様子。 複散房花序に白色の5弁花を多数つけます。 花序の径は大きいも…
食用として栽培されるほうれん草の花です。 雌雄異株の他に、雌雄異花同株、雌性両性同株のこともあるそうです。 雌株の様子。 風貌は同じヒユ科のホソアオゲイトウなどを彷彿とさせる草姿をしています。 写真のもので草丈1mくらいあります。 株元付近の茎…
食用に栽培される春菊の花。 写真のものは早春に他の草たちに紛れて育っていたものを移植したもの。 ひとりでに風などで飛んだ種子が、秋に発芽せずに春になって発芽したものかと推測しています。 涼しい気候を好みますが、基本的には霜に当たると葉がすぐ傷…