読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ムラサキケマン Corydalis incisa

林の縁などでよく見かけるケシ科の花。 名前のムラサキはもちろん花色で、後半のケマン(華鬘)は仏像の装飾品が由来ですが、ムラサキケマン自体には華鬘に似てません。ケマンソウという花がありそれと同属ということで付いているようです。 総状花序にたく…

モミジイチゴ Rubus palmatus var. coptophyllus

林などに生えるキイチゴ属の花。この時期、弓なりにしなり伸びる枝に下向きの花を多数咲かせている姿をよく見かけます。 それにしても、なんでかいつも雨の日に撮っているような気がする花です。 けど、もしかしたらただの偶然でもなくちょうど雨になりやす…

ミミガタテンナンショウ Arisaema limbatum

林内など日陰に育つサトイモ科の植物。 仏炎苞と呼ばれる苞の中に見える棒状のものは付属体で、外から見えない仏炎苞内部の奥の方に雄しべ或いは雌しべだけの花がびっしりと付くようです。そういえば、覗いてみたことあったかな~。 似た仲間がいくつかあり…

トウダイグサ Euphorbia helioscopia

アスファルトの縁石沿いで咲くトウダイグサ。 気づいてないだけか意外と身近では見かけません。細々と毎年ここに一株出ているのですが、今年も咲いてました。 他の場所は1,2か所くらいしか見たことない気がします。 トウダイグサ属やニシキソウ属は杯状花…

ニワトコ Sambucus racemosa ssp. sieboldiana

日当たりのいいところで見かける樹木で、4月くらいになると円錐花序に小さな花を多数つけた姿を見かけるようになります。 1枚目の写真はフラッシュ使用でかなり白く見えますが、やや黄色味がかっています。 花冠は5深裂して反りかえる。5本の雄しべがあ…

ヤマネコノメソウ Chrysosplenium japonicum

林の縁などの日陰で咲くユキノシタ科の花。 花弁はなく、緑色をした萼裂片は平開。雄しべの黄色い葯が4つ見えますが、一般的には8つだそうで、意識してなかったのであれですが、もしかしたら8つのもあったのかも。 匍匐枝は出ずに種子、または花後に出来…

ヒサカキ Eurya japonica var. japonica

林の縁などによく見られ、関東以北でサカキの代わりに神事に使われるたりするモッコク科の樹木。 枝に沿ってびっしりと花をつけてました。 単純に雌雄異株でなく、今回見ていないのですが両性花を持つものなど変化があるそうです。 雄花。雄しべがたくさん見…

ヒメブタナ Hypochaeris glabra

道端で咲くキク科の花ですが、今回はじめて見ました。 最初のぱっと見は「花が小さいようだけど、早くに咲いた気の早いブタナかな?」と思ったのですが、よく見ると葉が無毛でした。ブタナはまた咲いたらアップしますが、この株元付近で葉や花茎などに特に毛…

ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ) Vicia sativa ssp. nigra

道端などで普通に見られるマメ科の花。別名のカラスノエンドウのほうが一般的には通ってる気がします。 ヤハズエンドウという名の由来は葉の先が凹んでいるところから矢筈(やはず)。 別名のカラスノエンドウの由来は諸説ありますが、果実が熟すと真っ黒に…

ナガミヒナゲシ Papaver dubium

道端に見かけるケシ科の花。花はよく目立ち園芸植物のような存在感。 まだそれほど花を咲かせているものはなく、この写真のような冬越えのロゼット状態のものもよく見かけます。 花弁は和紙のような感じ。多数の雄しべに囲まれ、「米」←こんな感じの柱頭が目…

オドリコソウ Lamium album var. barbatum

林の縁などで見かけるシソ科の花。花色は白っぽいピンクで、ほぼ白い花~ピンクが強いものまで変化があります。 草丈は30cm程度がよく見るイメージですが、60cm程度にもなるらしいです。 名前の由来は、やぐらの上で笠をかぶった踊り子たちに見立て…

タチイヌノフグリ Veronica arvensis

道端に普通にみかけるオオバコ科の花。花柄がとても短いので花が葉の間に納まるように咲いてます。 花は小さく、菱形というか横長な感じ。大きさは横の長さで5mmありました。 雄しべ2つと雌しべが一つ。 葉は対生し葉柄は無いかごく短い、茎には比較的長…

キュウリグサ Trigonotis peduncularis

道端にごく普通に見られるムラサキ科の花。なんというか小ささもそうですけど、水色と黄色という組み合わせや、花の形などなんとも愛嬌ある花です。 名前の由来は葉を揉むとキュウリの匂いがするからといわれますが、実感したことはありません・・・と書いて…

ウマノアシガタ Ranunculus japonicus

林の縁で見かけるキンポウゲ科の花。 名前の由来は、花の形から来ていると記憶してましたが、あらためて検索して調べてみると葉の形というのが一般的なようでした。ただしっくりきてない方も多そうで、それならやっぱり花の方のような気が・・・花全体という…

イヌナズナ Draba nemorosa

道端で見られるアブラナ科の花。けっこう草丈は大きくなるようですが写真のものは十センチ程度。 果実は楕円形をしています。 茎に付く葉。だいぶ寒そうで紅葉しています。葉の縁に目立つ鋸歯があり、葉柄がない。 根生葉の様子。 2016年3月下旬の写真…

シロイヌナズナ Arabidopsis thaliana

街中の植栽の陰などで見られるアブラナ科の花。 アブラナ科らしい白い十字の花で雄しべの数は前後するのかわかりませんが、写真の花では5つ。 花だけ見てると果実(長角果)といいタネツケバナの仲間に似ていますが、タネツケバナの仲間は奇数羽状複葉で、…

カキドオシ Glechoma hederacea ssp. grandis

道端の草地などで見かけるシソ科の花。 葉は腎円形で縁は鈍い歯牙状。まだ寒いのでちょっとカラフル。 茎は四角で毛が生えています。葉は対生。 花は葉腋につき、花柄は短い。 上から見ると上唇に隠れて見えませんが、雄しべは長いものと短いものそれぞれ2…

セイヨウアブラナ Brassica napus

菜の花というのはアブラナ科の花の総称で以前アップしたカラシナなどいろいろありますが、一番にイメージするのはこの花かと思います。 花は縦長(横長)ですが、写真のものは長い方で2cm程度。 萼片が開花時に斜上~直立傾向にあるのが特徴で、それに対…

シロバナコスミレ(白花コスミレ)

名前の通りで白花のコスミレなんですが、学名は不明。もしかしたら園芸品種?という気もするんですがよくわかりません。検索すると商品として売られているものや、育てている方などの写真にはそっくりの特徴を持ったものが見つかります。 コスミレの白い花の…

ヒゲコスミレ Viola japonica f. barbata

株自体は多数ありましたがほとんど葉だけで花はなく、咲いていたのはこの一輪のみ。 きれいに撮れてませんが、側弁に毛が生えているのでコスミレの品種でヒゲコスミレとしました。ただ、ヒゲコスミレは西日本に多く東日本には少ないともされているようです。…

キランソウ Ajuga decumbens

林の縁の草地などで見かけるシソ科の花。地べたに張り付くように咲いています。 上唇は浅裂しとても短く、雄しべが飛び出ているように見える。 萼筒は5裂し長い毛が生えている。 毛が目立ち、波打つようにボコボコしている葉。 他の草から避難するように這…

クサイチゴ Rubus hirsutus

林の縁で見かけるバラ科の花。名前には「クサ」と付きますが木本でキイチゴの一種です。横に広がりあまり高くならないので、草のような見た目から付けられた名前と思います。 花径は写真のもので5cmあり、かなり立派な花を咲かせます。 多数の雄しべと中…

タチツボスミレのいろいろ

オトメスミレ(f. purpurellocalcarata)のようですが、紫条があってもオトメスミレと呼んでいいものかはわかりません。 距はしっかりと紫色をしていて花弁とのコントラストが綺麗です。 名前は乙女をイメージしたわけではなくて乙女峠という発見場所の地名…

オオイヌノフグリ Veronica persica

青い花ってあるようで意外となくて、小さい花ながらもとても印象的な花です。 雄しべ2つと雌しべ1つ。花は生育状態がよければ1cmくらい。 花色は普通は綺麗な青色をしてますが、やや紫というかピンクっぽいもの稀に見かけます。また、白花もあるような…

カラシナ(セイヨウカラシナ) Brassica juncea

川沿いの土手などで見かけるアブラナ科の花。いわゆる菜の花と呼ばれるものの一つ。 まだ咲き始めというのもありますが、菜の花の中でもセイヨウアブラナなどはかなり華やかですが、カラシナは花数も大きさ少し寂しい印象があります。 ただ、今時期の風景に…

スミレ Viola mandshurica

アスファルト道路沿いなど日当たりのいい場所で見られます。スミレの仲間全体をひとまとめに「すみれ」と呼んだりもしますが、この花はスミレ科スミレ属スミレです。 側弁には毛があり、花柱は逆三角形状。 距は細長い筒状。花茎は上部ではほぼ無毛ですが、 …

ヒメスミレ Viola inconspicua subsp. nagasakiensis

ハハコグサに紛れてヒメスミレが咲いていました。 名前の通り小さなスミレですが、特徴の一つは距は短めで紫色っぽい斑があること。 続いてアスファルトのひび割れたところでも見かけました。 四方八方よく花をつけてます。 土の場所でも見かけますが、けっ…

ノボロギク Senecio vulgaris

道端などに普通に見られるキク科の花。写真は綿毛姿ですが、冠毛が純白なので綺麗です。 しかし、可愛そうなことに名前は襤褸綿というような意味でつけられたのだろうと思います。 花は舌状花はなく筒状花のみの頭花。 総苞内片と小さな外片の先端がどういう…

オランダフウロ Erodium cicutarium

身近ではそんなに見かけないですが、色も形も可愛らしい花、昨年と同じ場所で咲いていました。 アスファルトの歩道沿い、地面に這い広がっています。 似た花にジャコウオランダフウロ(E. moschatum)というのがあるそうですが、オランダフウロの場合萼片の…

オランダミミナグサ Cerastium glomeratum

道端に普通にみられるナデシコ科の花。 花は3~4月くらいの天気が良く日の当たるときだけ開いています。涼しいときは昼間も咲いていたりしますが、暑い日は午前だけなど早めに閉じているように思います。また、5月以降になってくると開いている様子は見ら…

マメカミツレ Cotula australis

公園などどちらかというと人工的な場所で見られる小さなキク科の花。 写真左側のごつごつしたのはソメイヨシノの株元。 この状態で頭花の直径は3mm。端っこの花だけ少し咲いています。中心の方まで咲き進むと直径はもっと大きくなるのかなと思います。 い…

ヤブツバキ Camellia japonica

花は年末くらいからちらほら咲いていることもありますが、3月くらいが一番よく咲いていると思います。 艶があり濃い緑色の葉と花色のコントラストがとても目を引きます。 写真のものは4mくらいあるけっこう大きな木です。枝が重みでしなって花が少し垂れ…

タチツボスミレ Viola grypoceras

たまに暖かい日が数日あるものの続かず、といった感じで春なのに寒すぎるし気のせいか咲き出すのがいろいろ遅い気がしますが、タチツボスミレが咲いていました。 周辺が樹に囲まれているので、少しここは暖かいのかもなんて思います。 まだ全体にやや小さい…

コオニタビラコ Lapsanastrum apogonoides

まだ耕される前の水田で見られるキク科の花で、春の七草の一つ「ほとけのざ」はこの花。標準和名でホトケノザというのはシソ科の別の植物になります。 畦というより完全に水田内で見かけます。といってもどの田んぼでも見かけるわけではなく、ごくごく限られ…

ヒメオドリコソウ Lamium purpureum

道端などでよく見かけるシソ科の花。もう少しすると見かけるようになるオドリコソウよりずっと小型なことから「ヒメ」と付きます。 寒さにあたった葉の色の変化がカラフルで綺麗。 葉は対生し、茎は四角で稜がある。 葉の表面は細かく凸凹感があります。 葉…

ナズナ Capsella bursa-pastoris

畦道から舗装された道端や乾いた土地、公園の芝生まで幅広い範囲で見られます。 いいアップの写真が撮れてなかったので昨年の写真。 白い小さな花は、花弁は4雄しべが6。 こういう写真だけで見ると先にあげたタネツケバナなどと同じアブラナ科なので似てい…

セイヨウタンポポ Taraxacum officinale

どこでもよく見られるタンポポです。寒い時期に咲く花は花茎が伸びずに地べたに張り付くように咲いています。 セイヨウタンポポの特徴は写真のように総苞外片が反り返っていることです。 カントウタンポポなど、いくつかの日本タンポポと呼ばれるものたちは…

ミチタネツケバナ Cardamine hirsuta

道端などで普通に見られるタネツケバナ属の花。似た花で湿り気を好むタネツケバナと違い、乾燥気味の場所でも強く、そんなことから「ミチ」と付いたのだろうと思います。 一般的に雄しべはタネツケバナ6に対してミチタネツケバナでは4つ。 花も全体像もタ…

タネツケバナ Cardamine scutata

主に、畦など湿り気が保たれる場所で見られるアブラナ科の花。 一般的に雄しべは6で、似た花のミチタネツケバナは通常4つ。 茎には毛が生えています。これもミチタネツケバナとの違い(葉柄の基部付近にだけ毛がある) 萼片は4で無毛が多いのかもしれませ…

ホトケノザ Lamium amplexicaule

道端などでごく普通に見られるシソ科の花。 いまのところ写真がないですが群生してると一面紫色に染められ、思いの外綺麗です(下に画像追加)。 唇状花ですが、3裂した下唇の中央はさらに2裂し形が可愛らしい。 上唇の内側に雄しべが収まっているのが見え…

フキ(フキノトウ) Petasites japonicus

フキノトウが顔を出していました。フキノトウというのはフキの花のことで山菜としても有名ですが、この時期にはあの特徴的なフキの葉はみられません。ここから生えてくるわけではなく、地下茎で繋がっていてそこから出てきます。 花冠の先が5裂した小さな花…

コハコベ Stellaria media

道端などで普通に見られる小さな花で、写真の状態で花径は5mm。 2月くらいからけっこう見かけるようになります。 昨年5月の写真。雌しべの花柱は3つで、似た花のひとつに挙げられるウシハコベは5つ。 上部では葉柄がありませんが、 下の方では葉柄が…

フラサバソウ Veronica hederifolia

道端に普通に見られるオオバコ科の小さな花。 オオイヌノフグリに似ていますが花径は3mm程度と小さく花色も薄い。 因みにすぐ傍に咲いていたオオイヌノフグリ。花径は1cmほどあり、鮮やかな色をしています。 その他、オオイヌノフグリに比べて全体に毛…

ハマヒサカキ Eurya emarginata

海岸方面でよく植栽されているのを見かけますが、分布的には本州中部以南~或いは千葉県以南とされているようです。 植栽のものや自然発芽したようなものも含め目にするものはそう大きくないですが、常緑小高木なので5m以上にもなるようです。 雌雄異株で…

シロダモ Neolitsea sericea

この時期に咲く樹木の花の一つ。小さな花の集まりでそれ自体はあまり派手さはないですが、先日のヤツデと同じように昆虫たちにけっこう人気があるようでした。 雌雄異株で、この写真は雄株の雄花。長い雄しべが目立ちます。分かりづらいですが花被片は4で黄…

タイワンホトトギス Tricyrtis formosana

思わぬところで咲いていましたが、ホトトギス属の花。名前にはタイワンと付きますが日本でも西表島に分布があるそうです。 ホトトギス(T. hirta)と違って、花序が分岐するのが一つの特徴。 細い用水路の縁で草刈りを逃れたものが咲いていました。そもそも…

ヤツデ Fatsia japonica

林の中など、あるいは庭などにもよく植えられるウコギ科の常緑低木。家にも生えてきたことがありますが、意外とあちこちに生えてきます。 普段はその大きな葉が印象的な植物ですが、11月くらいになると円錐花序を出して花を咲かせます。写真のものは少々間…

キチジョウソウ Reineckea carnea

写真のものはそこに元々自生していたものか植栽されたものかわかりませんが、林の中に見られる花で、葉姿だけ見るとヤブランなどに似ています。 漢字で書くと「吉祥草」でこの花が庭で咲くと吉事がある、縁起のいい花とされています。(吉事があった後に咲く…

ナギナタコウジュ Elsholtzia ciliata

林の縁などに見かけるシソ科の花。 花は片側を向き、花序が後方に反りかえる姿から「薙刀(なぎなた)」。(反り返っていないものもけっこうあります) 名前後半の「コウジュ(香薷)」はナギナタコウジュ或いはイヌコウジュ属のホソバヤマジソなどの生薬名…

ヤクシソウ Crepidiastrum denticulatum

林縁などで日当たりのいい草地に見られるキク科の花。 花径は1.5cm。筒状花はなく舌状花のみの頭花です。 総苞の様子。 葉の縁には疎らに浅い鋸歯があり、基部は張り出して茎を抱きます。 葉は両面ともに無毛。 茎も無毛でよく枝分かれし、こんもりとし…