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Familiar Flowers 2

道端の花など、身近に咲く花図鑑(観察地: 茨城県)

コオニタビラコ Lapsanastrum apogonoides

まだ耕される前の水田で見られるキク科の花で、春の七草の一つ「ほとけのざ」はこの花。標準和名でホトケノザというのはシソ科の別の植物になります。 畦というより完全に水田内で見かけます。といってもどの田んぼでも見かけるわけではなく、ごくごく限られ…

タネツケバナ Cardamine flexuosa

主に、畦など湿り気が保たれる場所で見られるアブラナ科の花。 一般的に雄しべは6で、似た花のミチタネツケバナは通常4つ。 茎には毛が生えています。これもミチタネツケバナとの違い(葉柄部にだけ毛がある) 萼片は4で無毛が多そうですが、この写真の花…

不明のミゾソバ類 その1

(2つのタイプを載せていましたが、画像を追加していると記事がどんどん長くなるので1つに絞りました。白っぽい花で林に生えるものは後に別記事に載せようと思います。) 特徴的なポイントは花の大きさや形、葉の形、小苞の腺毛、そして結実しない点です。…

ヤナギタデ Persicaria hydropiper

田んぼの畦に時折見かけるタデ科の花。 「なになにタデ」というように仲間は多数ありますが、このヤナギタデがいわゆる「蓼(タデ)」で、「蓼食う虫も好き好き」の指すタデになります。 葉に辛みがあり香辛料として用いられ、葉を噛むとピリリとします。別…

オオミゾソバPolygonum thunbergii ssp. hastatotrilobum

先日、ミゾソバの記事ではオオミゾソバについて外観ではっきりと差が分からないので区別していませんでしたが、それらしいものがあったので比較しつつ載せてみます。 ちょっとごめんなさいして、1枚ずつそれぞれざっと見た感じ大きめの葉を並べています。(…

ヤノネグサ Persicaria nipponensis

休耕田のような湿地で見かけるタデ科の花。先日のミゾソバと同じようなところに育ちますが、よく見かけるミゾソバと違い身近では一か所でしか見かけない花です。 この仲間の花は皆似ていますが、 ちょっと違うのは花序が球状でなく縦長になることです。 肉眼…

ミゾソバ Persicaria thunbergii

湿地や畦など湿り気のあるところで見かけるタデ科の花。花径は写真のもので6mmくらい。(5mmくらいが多いと思います。) 一つ一つの花もタデ科の花としてはそれなりに大きいですが、このように集まって咲くのでより見栄えします。 花柄には赤い腺毛が…

タウコギ Bidens tripartita

稲刈りの済んだ田んぼの縁でひっそりと咲いている、キク科センダングサ属の花。 舌状花がなく大きな総苞片が目立つという点で花だけみるとアメリカセンダングサに似ています。 草丈は30cm程度が多くあまり高いものはみかけませんが、場所がら草刈りなど…

ヨウシュハッカ Mentha arvensis

道端の草地に見られるミントの一種。「ハッカ(ニホンハッカ)」(ページ下部にリンク)との区別がちょっとややこしいです。 葉腋から花序がでて淡い紫色の花が固まって咲きます。 ヨウシュハッカの特徴の一つは、萼歯が正三角状でハッカのように細く尖らな…

サクラタデ Persicaria odorata subsp. conspicua

畦など湿り気のある場所に咲くタデ科の花。名前の由来は見たままサクラのような綺麗な花を咲かせることから付いた名前です。 花は株により2タイプあり、この写真は雌しべが短く雄しべが長くて目立つ短花柱花。 こちらは長花柱花で、花柱が3分岐し柱頭が3…

ウナギツカミ(アキノウナギツカミ) Persicaria sagittata var. sibirica

湿地や休耕田など湿った場所に見かけるタデ科の花。 小さな花が枝先に集まっていますが、花は2~3個ずつ咲いていくのか同時に咲いている数は少ないです。ほとんどが蕾に見えますが、蕾ではなくて果実を包んだ花後の状態の花被と思います。 咲き始めの花序…

アカバナ Epilobium pyrricholophum

湿り気のある所で育つ花です。花色は淡紅色なのにアカバナって不思議な感じですが、漢字で書くと「赤花」ではなく「赤葉菜」であって、葉が赤く紅葉することから付いた名前です。 花径は1.4cmのものがありましたが、多くは1cm程度。 アカバナ属の見…

キカシグサ Rotala indica var. uliginosa

水田などによく見かける草丈10cmほどの小さな抽水植物。この時期は雨水がある程度ですが、水田に水が張られている時期は全草がほぼ水中にあることも。 花は2mm程度で小さいです。先が尖って目立つ部分は萼で、花弁はその間にある米粒のような形をした…

ボントクタデ Persicaria pubescens

水辺など湿り気があるところで見られるイヌタデ属の花。細いひも状の花序は枝垂れ、小さな花が離れ気味に咲きます。 花被は5裂した綺麗な形で、色はほぼ白でかすかに淡紅色をしています。 花後の花被は鮮やかな紅色になり果実を包みますが、花色とのコント…

ツリフネソウ Impatiens textori

湿地に咲く面白い形をした花。写真は数年前の10月のものですが、ツリフネソウの他にミゾソバの群生もピンクの花を咲かせていて賑やかな秋の景色。 今年、上の写真とは別の場所でのツリフネソウ。 上側の2枚の萼片が緑色をしていますが(なんでだろう?)…

イボクサ Murdannia keisak

写真は湿地に育っていたものですが、水田の縁などによく見られる花。 花径は1cm程度と小さいですが、淡い紅紫色の花はよく見ると美しい花です。 花弁は3枚で、雄しべは6つありますが、青く見えるのが花粉を出す雄しべで、花弁の色に近い小さめの雄しべ…

ハッカ(ニホンハッカ) Mentha canadensis

湿地に見かけるシソ科の花で、いわゆるミントの一種。葉をこするとてもスーッとした香りがします。 花色は白~淡紫色で、茎はよく枝分かれします。節間は広め。 花はぐるりと輪生しているように見えますが、実際には写真のように葉腋から花序が出て仮輪(偽…

コシロネ Lycopus cavaleriei

湿地に生えるシソ科の植物です。名前の由来は、小さい「シロネ」で根が白いことからですが、別名には「サルダヒコ(猿田彦)」という興味深い名前があります。しかし、そちらの由来は不明のようです。猿田彦という神様がいるのでガガイモのように何かそうい…

オオマルバノホロシ Solanum megacarpum

葦などが生える湿地の縁に咲いていた花。 初めて見た花です。たまたま「たしかここにイシミカワが生えていたな~」と確認しようと思ったら草刈りで葦などと一緒にイシミカワは刈られていたのですが、あらたに露わになった縁にこの花が咲いていました。 花冠…

チョウジタデとウスゲチョウジタデ

チョウジタデ Ludwigia epilobioides ウスゲチョウジタデ Ludwigia epilobioides ssp. greatrexii チョウジタデ 湿地や水田の畦などに見かける花で「タデ」と付きますがアカバナ科の花。 また「チョウジ」はフトモモ科の植物を指し、それに果実が似ているこ…

タコノアシ Penthorum chinense

湿地に咲く花で、見た目も名前もユニークな花。 雄しべは10個で、雌しべを構成する心皮は5~7個が下部で合成。 花序の柄が出る辺りの茎。突起状の先が黒い毛があるようです。 中間ぐらいではその毛らしきはかなり疎ら。 葉は披針形で互生します。 ここか…

カラフトアカバナ(ノダアカバナ) Epilobium ciliatum subsp. ciliatum

畦道の草地に一株だけ咲いていたアカバナ科の花。 柱頭は棍棒状といわれる楕円形のような形。アカバナ属の仲間は柱頭が見分けのポイントになることが多く、大別すると球形と棍棒型に分かれます。 写真のように枝分かれが激しく花がたくさんですが、そのあた…

ヘラオモダカ Alisma canaliculatum

湿地に咲く花ですが、咲いている位置が遠いものが多く写真がよく撮れていません。 葉がへら状に細くのが名前の由来でもあり特徴ですが、いい感じの葉が手の届く(カメラの届く)位置にありません。 葉身は葉柄になだらかに移行している。 花茎は3本(3本の…

サワヒヨドリ Eupatorium lindleyanum var. lindleyanum

名前の通り湿り気のある所で見かける花です。草丈は低めで7~80cm程度で似た花のオオヒヨドリバナよりは小さめ。葉もほっそりしていて、花色は淡紫色が多いようです。 5つの筒状花がひとまとまりで、散房状に咲いています。花が咲いている部分より咲い…

ミゾカクシ(アゼムシロ) Lobelia chinensis

水田の畦や水路沿いなど湿った場所に見られるキキョウ科の花。 1枚目の写真は昔撮った写真で、こちらが今年の写真。 除草剤により、それ以前の場所はもちろん昨年見た2か所でもついに見ることが出来なくなり、今年はもう身近では見られないかな・・・と思…

タカサブロウとアメリカタカサブロウの比較

タカサブロウ Eclipta thermalis アメリカタカサブロウ Eclipta alba タカサブロウ 畦道など湿り気がある程度あるところで咲いているのを見かけるキク科の花。 アメリカタカサブロウ 同じように畦道などにも見かけますが、少々乾いた草地にも咲く花です。 タ…

フタバムグラ Hedyotis diffusa

湿地や畦など湿り気の有る場所に見かけるアカネ科の花。 どこにでも生えているというほど見かけなく、かなり久しぶりに見ました。 まだ花はほとんどなかったのですが、なんとか数個だけ咲いていました。 花径は4mm。花柄はごく短いため葉腋から直接咲いて…

コナギ Monochoria vaginalis

水田などに見られる抽水植物でミズアオイ科の花。綺麗な色をした花なのですが、葉に隠れるように下の方で咲くのでいい状態では見られないことが多いです。ちなみに花は午前のうちだけ咲きます。 1枚目のは去年撮った写真で今年やっと見た花の写真はこちら。…

ハシカグサ Neanotis hirsuta var. hirsuta

道端のやや湿り気のある草地に見られ、花径は2mm程度の小さな花です。 茎は這うか少々斜上してマット状に広がります。 花は筒状で先が4裂しています。萼裂片が大きく、萼筒に毛があるのが特徴の一つ。 葉は両面に白い毛が生えています。向かって左の葉で…

ススヤアカバナ Epilobium parviflorum

休耕田など湿地に咲く花。草丈は1mくらいと高めで、全体に毛が多く、柱頭が4裂しているのが特徴のようです。 以前から、こことは別の場所でアカバナ科とは思うけど何かわからないものがあり、ここ数年チェックしていたのですが、花を確認する前に除草剤が…

オモダカ Sagittaria trifolia

水田などに見られる3弁の白い花で、なかなか綺麗な花です。写真は花序の上部につく雄花。 こちらは花序の下部の方に咲く雌花。同時に咲くというより雌花が先に咲き、伸びていった花序の上部で後から雄花が咲きます。 雌花の花後の集合果。 とても目立つ葉の…

カントウヨメナ Aster yomena var. dentatus

畦道などの道端に咲く花。(この写真は2015年11月) こちらは2016年7月後半で早咲きのもの。 秋の花で花期のピーク的にはユウガギクより少し遅い10~11月という印象がありますが、早咲きのものを見かけるのは例年同じ場所(2か所)で、見た…

イヌゴマ Stachys aspera var. hispidula

用水路沿いなどやや湿り気のある所に咲く花。 花は輪生状に何段かに分かれて咲きます。草丈は4,50cmくらい。 ギリギリ見えるか見えないかですが、先が5裂し星形のようになった萼筒の奥に4つの分果が見えます。 葉の様子。 対生につき短い葉柄があり…

ミズアオイ Monochoria korsakowii

用水路に見かけた花。用水路といってもコンクリートで囲われてない掘っただけの水深もほとんどないようなナチュラルなものです。 雄しべは6つですが、短めの黄色の葯が5つと長めで青色をした葯が1つという変わった構造で、花の左寄りに付くものと、右寄り…

コケオトギリ Hypericum laxa

名前につく「コケ」は小さいという意味のようですが、育つ場所も苔が生しているような湿り気のある場所。 草丈は10cm程度で花も小さく5,6mm、さらに黄色という色は意外と周辺の緑に紛れてしまうために気を付けて見ないと見落としてしまう花です。 …

ウリカワ Sagittaria pygmaea

水田などにオモダカとともに見られ、同じような白い3弁の花を咲かせます。花は似ていますが、葉がまったく違い長さ15cm程度で線形をしています。 雌雄同株で写真は雌花。 こちらは雄花で、花序の上の方に咲きます。雄花雌花が同時に上下に咲くというこ…

クサネム Aeschynomene indica

畦や湿地、川原といった湿り気のある場所に育つ花。 葉は偶数羽状複葉で小葉は多数。この葉の様子が名前の由来で、ネムノキに見た目が似ているだけでなく同じように夜は閉じるようで、樹木ではないのでクサネム。 理由はわかりませんが、たまにこういった面…

エゾミソハギ Lythrum salicaria

草丈はけっこう高くなり、人の背丈ほどにもなります。7~8月くらいに紅紫色の花を穂状に多数咲かせます。 三型花柱性で短花柱花、中花柱花、長花柱花の3タイプの花があります。このような仕組みは自家受粉を回避する仕組みのようです。この写真の花は中花…

シロバナサクラタデ Persicaria japonica

湿地に生えるタデ科の植物で、基本的に枝垂れるように長い穂状の花序が伸び花は上向きで、完全に開かない咲き方をしています。 異形花柱性で長花柱花と短花柱花の2タイプがあり、写真は短花柱花。 こちらは雌しべが花被より長く出る長花柱花。花柱が2分岐…

シロネ Lycopus lucidus

草丈は1m超えるほどにもなる大型の植物ですが、周辺環境にはもっと大きな植物が多いので、そう目立つ大きさでもなかったりします。 花は小さく花径4mm程度、葉腋に固まって付き目立つ花ではありませんがこうしてよく見ると紅紫色の斑点がなかなかいい感…

アゼナ アメリカアゼナ タケトアゼナ

アゼナ Lindernia procumbens アメリカアゼナ Lindernia dubia var. dubia (Cタイプ) タケトアゼナ Lindernia dubia var. dubia (Rタイプ) 左アゼナ 右アメリカアゼナ 左はアゼナ、右はアメリカアゼナです。普通に混生していることも多いので一緒に撮っ…

セリ Oenanthe javanica

春の七草の一つ。湿地や畦など湿り気のある場所に生えます。 花はセリ科に多い形で、小さな花が短い花柄で放射状につく散形花序(小花序)の複合型で複散形花序。細い小総苞片(小花序の下のもの)が写真でも見えますが、大花序(複散形花序)の総苞片はない…

ヌマトラノオ Lysimachia fortunei と イヌヌマトラノオ Lysimachia × pilophora

まずはヌマトラノオ。 名前に「ヌマ」とつくように湿地や畦など湿り気の多い場所に咲く花。 オカトラノオに少しだけ似ていますが、花序が曲がらない点や花付きがやや疎らです。 また、5裂(ときどき6裂も)した花冠の裂片、いわゆる花弁の部分がオカトラノ…

ノカンゾウ Hemerocallis fulva var. disticha

やや湿り気のある草地、林の縁などに咲く花。似た花には八重咲きで少し大型のヤブカンゾウや属名のヘメロカリスで呼ばれる園芸植物があります。 特徴の一つは花筒が細く長いところ。写真のものは3cmちょっとですが、4cmくらいのものまであるようです。…

サデクサ Persicaria maackiana

湿地など湿り気のある場所に生えるタデ科の花です。一枚目の写真にはよく写っていませんが花柄に腺毛と刺毛があります。 あまりよく撮れていませんが、開いている花の写真。 似た花がいくつかありますが、特徴の一つは葉の形。細い印象の葉で基部がほこ型に…

ホソバノヨツバムグラ Galium trifidum var. brevipedunculatum

湿地に育つヤエムグラの仲間で、花径1mm程度の小さな花ですが白い花で花冠は3裂というのが特徴。 名前の通り4枚輪生なのですが、あまり「ホソバ」といった感じはあまりないように感じます。 果実はやはり2分果ですが、形は球形をしていて無毛です。 ヤ…

アギスミレ Viola verecunda var. semilunaris

ニョイスミレの変種で花期はニョイスミレより一か月程長い6月前半くらいまで。ブーメラン状の葉の形が特徴です。(ただし花の咲く頃以前では葉の形での区別は難しいようです。) 草丈のある他の植物の合間を縫うように湿地に育ちます。 葉の基部がV字~「…

オヘビイチゴ Potentilla anemonifolia

道端のやや湿り気のある草地に見られるバラ科の花。 キジムシロ属の花は皆よく似ていますが、この花もまた同じタイプの花をしています。 葯の色は黄色とされていますが、写真中央の花は花粉が落ちたあとの状態かと思います。(向かってすぐ右に見える開きか…