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Familiar Flowers 2

道端の花など、身近に咲く花図鑑(観察地: 茨城県)

ヤブツバキ Camellia japonica

花は年末くらいからちらほら咲いていることもありますが、3月くらいが一番よく咲いていると思います。 艶があり濃い緑色の葉と花色のコントラストがとても目を引きます。 写真のものは4mくらいあるけっこう大きな木です。枝が重みでしなって花が少し垂れ…

シロダモ Neolitsea sericea

この時期に咲く樹木の花の一つ。小さな花の集まりでそれ自体はあまり派手さはないですが、先日のヤツデと同じように昆虫たちにけっこう人気があるようでした。 雌雄異株で、この写真は雄株の雄花。長い雄しべが目立ちます。分かりづらいですが花被片は4で黄…

ヤツデ Fatsia japonica

林の中など、あるいは庭などにもよく植えられるウコギ科の常緑低木。家にも生えてきたことがありますが、意外とあちこちに生えてきます。 普段はその大きな葉が印象的な植物ですが、11月くらいになると円錐花序を出して花を咲かせます。写真のものは少々間…

キチジョウソウ Reineckea carnea

写真のものはそこに元々自生していたものか植栽されたものかわかりませんが、林の中に見られる花で、葉姿だけ見るとヤブランなどに似ています。 漢字で書くと「吉祥草」でこの花が庭で咲くと吉事がある、縁起のいい花とされています。(吉事があった後に咲く…

ナギナタコウジュ Elsholtzia ciliata

林の縁などに見かけるシソ科の花。 花は片側を向き、花序が後方に反りかえる姿から「薙刀(なぎなた)」。(反り返っていないものもけっこうあります) 名前後半の「コウジュ(香薷)」はナギナタコウジュ或いはイヌコウジュ属のホソバヤマジソなどの生薬名…

アケボノソウ Swertia bimaculata

湿り気のある林の縁に見かけた花で先日載せたセンブリの仲間で、今回はじめて存在に気づいた花です。 多数の紫色の小さな斑点と2つの黄緑色の丸っこい蜜腺が特徴的です。花径1.5cmほどでした。 周辺にはこの1株のみで、草丈は30~40cm程度で枝…

キヅタ Hedera rhombea

その名の通り、他の樹木などに這う姿がよく見られるウコギ科のつる植物。 林のへりなどでよく見かけますが民家などの生垣など、けっこうどこでも見られます。 こちらは蕾の写真。 艶のある綺麗な葉は常緑で、冬でもあることから別名はフユヅタ(冬蔦)。 因…

センブリ Swertia japonica

明るい林の中に咲くリンドウ科の花。草丈は20cmくらいまでといったところ。 花冠は5裂(または4裂)し、その基部あたりに緑色をした蜜腺が2つずつあります。縁には長毛が生えているのが見えます。 見たことはありませんが、似た花にイヌセンブリとい…

ケシロヨメナ Aster ageratoides var. intermedius

一度目にするとなぜか他の場所でも出会うことがありますが、昨日のシロヨメナのような花に再び出会いました。 総苞の様子。総苞片の縁などに毛があり、先は反り返っていない。 はじめ遠目に見つけたときは印象もほとんど一致するので、シロヨメナかなと思っ…

シロヨメナ Aster ageratoides var. ageratoides

あまり通らない林道縁で見かけたのですが、今回初めて見た花です。 草丈は50cmくらいのものから1mくらい。 舌状花は少な目。11枚以下という情報があり、たまたま数えた幾つかも11枚であったので一旦はそう思ったのですが、改めて数えてみると少々…

不明のミゾソバ類 その1

(2つのタイプを載せていましたが、画像を追加していると記事がどんどん長くなるので1つに絞りました。白っぽい花で林に生えるものは後に別記事に載せようと思います。) 特徴的なポイントは花の大きさや形、葉の形、小苞の腺毛、そして結実しない点です。…

オケラ Atractylodes japonica

林の中で見かけたキク科の花で、今回はじめて存在に気づいた花です。 羽状(魚の骨のような)になった総苞外片(苞葉とも)が個性的です。そういえばニゲラ(クロタネソウ)の総苞片がこんな感じですね。 ちょっと遠めに見たときは、木質の茎が枝垂れてその…

コウヤボウキ Pertya scandens

林などに見かけるキク科の花。 草(草本)のような姿ではありますが、落葉低木の木本。 枝先に咲く花(頭花)は複数の筒状花のみで構成されています。筒状花の裂片は細く先はくるりと反り返っています。冠毛が混じって見えているためごちゃごちゃした感じで…

ツルドクダミ Fallopia multiflora

このくらいの時期になると急に目立ち始めるつる植物。ドクダミとつきますが、タデ科の植物です。 覆われた下にはクズが生えているのですが、完全に入れ替わっていました。 雌雄同株で、花序には雄花と雌花が混在するようなのですが、雄しべも雌しべもしっか…

ハナタデ Persicaria posumbu

林の縁などやや湿り気のある日陰によく見られるタデ科の植物。 名前に「ハナ」と付く植物は、似た仲間たちと比較して花が目立つとか綺麗な花をしているものにつけられることが多いです。 ちょっと見た感じではイヌタデなどより疎らな花序は地味な印象もある…

コメナモミ Sigesbeckia glabrescens

林の縁などに見かけるキク科の花。総苞片が印象的でなかなかユニークな花をしています。 その総苞片には腺毛がよく目立ちます。全体に黄色な為に一見、筒状花のみの頭花に見えますが先が3裂した舌状花もあります。 葉の幅はもう少し狭いものもありますが、…

ヒメキンミズヒキ Agrimonia nipponica

林の中など日陰に咲くバラ科の花。花弁は細く、花付きは疎ら、雄しべが5~8と少ないのが特徴。 定規の当て方が雑ですが写真のもので花径6mm。周辺の小さめの花で4mmでした。 キンミズヒキの半分程度しかない小さな花をしています。 草丈は30cm程…

キバナアキギリ Salvia nipponica

林の縁などに生えるシソ科の植物。サルビアの仲間です。 花の中心に見える紫色のものは仮雄しべだそうです。花粉を出す完全雄しべは上唇の方に隠れて見えていません。 一般的には昆虫をこの目立つ仮雄しべの方で誘い込み、そのすきに上の花粉を出す雄しべが…

イラクサ Urtica thunbergiana

林の縁のような日陰に生えている植物。 少々観察には注意が必要な植物で全体にトゲ(刺毛)があるのですが、トゲの基部にアセチルコリンとヒスタミンを含む嚢があるそうで、単純にトゲに触って痛いというだけではなく、より強い痛みが続くようです。 雌雄同…

ナンブアザミ Cirsium nipponicum

林の中などに生えるアザミの一種。草丈は普通に人の背丈くらいまでになります。 花は横向き~やや下向きに咲き、総苞片の先には短い刺があり反り返ります。(開出程度もあります) 少々ですがクモ毛も見えます。さわった感じは微かに粘る感じがありました。 …

ヤマハッカ Isodon inflexus

林の縁などに咲く花で、ハッカとは付きますが葉に香りは特にありません。念のため葉をこすって見たもののやっぱり感じませんでした。 シソ科に多い唇形花という花のタイプですが、下唇は両サイドが巻いていて雄しべ雌しべを包み込んでいます。 葉柄に葉身の…

新たに不明なヌスビトハギ属の一種 Desmodium sp.

また、どれともいえない不明なヌスビトハギ属の一種に出会ってしまいました。 花序の軸や萼などに目立つ毛はない。 茎上部の方の小さな葉は頂小葉が倒卵形。 中間のメインの葉の頂小葉の幅の広い位置は葉の中央~先端寄り。一枚撮るならもうちょっと明らかに…

アオミズ Pilea pumila

林の縁などに群生しているのを見かけるイラクサ科の植物。 草丈は30cmくらい、葉の表は3脈が目立ち鋸歯が基部に近いところまであり、葉先は尾状になります。 表裏ともに疎らに毛があります。 昨年(2015)の写真。いまいち一つの花の姿としてなかな…

イヌコウジュ Mosla punctulata

林の縁などに見かける花です。 茎頂や葉腋から総状花序を伸ばし、唇形で淡紅色の花を咲かせます。 花後の萼筒の奥にちょっと分果の一部が写っている。 葉はほっそりしたものから、たまに丸みの強いものもみられます。(上部の葉に多いもよう) 個人的にイヌ…

センボンヤリ Leibnitzia anandria

明るい林の草地に咲く花。花といっても写真のように秋の花は閉鎖花で開かない花です。気の早いものは伸び始めているようです。 名前の由来はその秋の閉鎖花の様子を槍にたとえたもの。 伸び始めた秋の閉鎖花。 一本槍状態の写真ばかりです(笑)もっとたくさ…

ヤブタバコ Carpesium abrotanoides

林内や林の縁に咲くガンクビソウ属(Carpesium)の花。 水平(一部、斜上もある)に伸びた枝の葉腋ごとに花(頭花)を付けます。 下向きが多いですが、一部は横や上を向いている花もある。 枝の葉腋からは花(花柄)だけでなく、さらに短い側枝も出ています…

ウド Aralia cordata

道端から林の中まで見られ、山菜としてよく知られる植物。 球状に集まって多数の小さな花が咲いています。 先端の方には両性花が咲くようで、はじめのうちは写真のように雄しべが目立ちます。 その後、咲き進むと花弁と雄しべは落ち、雌しべが発達してきます…

メヤブマオ Boehmeria platanifolia

林縁に見られるイラクサ科の植物で、細い花序を伸ばします。 茎の上部は雌花花序で多数の雌花が球状になってついています。 似た花ヤブマオと比べると花序がほっそりしているのが名前の由来であり、特徴です。 雌雄同株で、下部の方には雄花がつくとされます…

ヒヨドリジョウゴ Solanum lyratum

林の縁などに見られるつる植物でナス科の花。花冠が強く反り返りバドミントンのシャトルみたいです。 反り返る前の花。花の中心に緑色の斑点があります。 全体に柔らかい長毛が密生しています。似た仲間とはこの点で区別がつきやすいです。 先の方の葉は切れ…

ナンバンカラムシ Boehmeria nivea var. nivea

道路沿いで見かける2m近い大きな植物。その昔、繊維をとっていた植物です。 上部の方で垂れ下がるような花序に咲く雌花。雄花は下の方に咲くと思われますが、気づけませんでした。 茎や葉柄に開出毛が生えるのが特徴で、似た仲間で葉がややほっそりしてい…

シラヤマギク Aster scaber

明るい林内などで咲くキク科の花。似た花もいくつかありますが、葉の様子が特徴的で分かりやすいです。 ただ、そうした見た目の問題ではなく、名前が似ているヤマシロギクという花とは「どっちがどっちの名前だっけ?」と混乱しがちです(笑) 総苞は下の方…

サワヒヨドリ Eupatorium lindleyanum var. lindleyanum

名前の通り湿り気のある所で見かける花です。草丈は低めで7~80cm程度で似た花のオオヒヨドリバナよりは小さめ。葉もほっそりしていて、花色は淡紫色が多いようです。 5つの筒状花がひとまとまりで、散房状に咲いています。花が咲いている部分より咲い…

ガンクビソウ Carpesium divaricatum

林内や林の縁などに見られるキク科の花。 先日のコヤブタバコなどの仲間で、同じく舌状花がない花ですが、こちらは花色の印象としては黄色の花。 一応総苞片の様子。 葉はこのような幅の広いものから、もう少し細めのものまであります。 長く伸びた枝先に花…

ハダカホオズキ Tubocapsicum anomalum

林の縁などに咲く花。ホオズキと名はつきますが、風船のようにはならず果実が見えるのでハダカホオズキ。(果実の写真は一番下にあります。) 花は俯いて咲いています。 色は目立たないながらも、花冠は5裂して先がくるりと丸まっていて可愛らしい。 先に切…

コヤブタバコ Carpesium cernuum

林の中などで俯き咲く花。多数の苞葉が印象的。 舌状花(いわゆる花びら)が無く、白いのは総苞内片なのですが、もし花弁状に大きく発達したら、かなり綺麗な気がします。なくてもなんだか可愛らしいんですが。 葉は軟毛が生えていて、ふわふわと柔らかい質…

刈られた後の有毛タイプのキツネノボタン

先日、これぞヤマキツネノボタンという花の集団を見つけ、すっきりしたと思っていたのですが、刈られた後に新たに咲いたキツネノボタンを見ると・・・、 最下部の茎でも斜上毛が。(青矢印の部分が刈られた元の茎) 刈られた元の茎に生えているのは下向き加…

キツネノカミソリ Lycoris sanguinea

林の縁などに咲くヒガンバナ科の花です。赤橙色の花は形も良く、とても綺麗ないい花と思いますが、あるところにはあるといった感じで、ヒガンバナと比べるとあまり見かけない存在です。 ヒガンバナと同じように、花の時期に葉はなく7月~8月に花茎だけが伸…

ヤマキツネノボタン Ranunculus silerifolius var. silerifolius

花の様子 苔が生すような湿り気のある日陰に咲くキツネノボタンが小型になったような花。7~9月という暑い時期に咲きます。 キツネノボタンと区別しないという見解もあるようで、そうなのかもしれないと思っていたのですが、実物を確認してみると別のもの…

コムラサキ Callicarpa dichotoma

主に庭や公園などに植栽されるシソ科落葉低木。遠い昔に植えられたものかもしれませんが、林縁などに見ることもあります。 ムラサキシキブとは花も似ていますが、コムラサキは花柱が薄紫色のようです。(ムラサキシキブの花柱は白色。) 花序が葉腋からズレ…

ミズヒキ Persicaria filiformis

林の縁や林内でよく見かけるタデ科の花。細い花序を伸ばし、小さな花を咲かせます。 この写真は家でのものですが、普通のミズヒキです。 こちらも写真は同じく家の花ですが、ミズヒキの白花品種はギンミズヒキと呼ばれますが、葉に白色が入る園芸品種で斑入…

ツリガネニンジン Adenophora triphylla var. japonica

日当たりのいい草地、林の縁などに見られるキキョウ科の花。 ツリガネ(釣鐘)は見たままですが、ニンジンとつくのは生薬になる根の様子から。 萼の細い裂片に疎らに数個の小さな鋸歯があります。 葉は写真のように4枚輪生するものがよく見られますが、 こ…

カラスウリ Trichosanthes cucumeroides

林縁などに絡んでいるつる植物で夜に咲く花。花冠の裂片の先は非常に繊細に裂け大きく広がっています。雌雄異株で写真は雄花。 こちらも雄花。花筒が非常に長いです。主に対象の昆虫はスズメガでその長い口吻に合ったものだそうです。 こういうのってなるほ…

トウギボウシ(オオバギボウシ) Hosta sieboldiana

林の中など湿り気のある場所で咲く花。 花の基部に苞があります。 花と同じように薄っすらと紫を帯びて綺麗です。 20cmほどの大きな葉があります。 コバギボウシと違い基部は心形。深い溝が目立ちます。 近づけないようなところに咲いていますが、遠目に…

ヌスビトハギ属の一種 Desmodium sp.

やや木陰の草地などにヌスビトハギと一緒に咲いているものですが、いくつかの点でヌスビトハギとは違う気がしています。一度はマルバヌスビトハギとも思ったものの、どうもそれもどこかが違う気がし今回、新たな写真も加えつつヌスビトハギ属の一種としてあ…

ヌスビトハギ Desmodium podocarpum subsp. oxyphyllum

林縁などのやや木陰のある草地に生えるマメ科の花。 名前の由来は果実の様子にあるといわれますが、花がこのアングルで見ると、ほっかむりした盗っ人に見える気もします(笑) 花序の軸や萼などに目立った毛がない。 葉は卵型~長卵形で幅の広い部分が基部寄…

ヒカゲイノコヅチ Achyranthes bidentata var. japonica

名前の通り日陰に育つヒユ科の植物。細長い花序に咲く疎らな花は決して目立つものではありませんが、よく見ると花被片は整った綺麗な花をしています。 雄しべと雄しべが輪っかで繋がっているように見えますが、仮雄しべなんだそうです。 花被片の後ろに細く…

コバギボウシ Hosta albo-marginata

日当たりと湿り気のある草地に咲く花。 横向きからやや下を向いて咲き、花被片6枚は合着している。 ギボウシという名の由来は橋などにある飾り「擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうしゅ)」に蕾の様子を見立てたものです。 花の基部には苞があります。 葉身が葉柄に流…

コボタンヅル Clematis apiifolia var. biternata

日当たりのいい林の縁などに絡んでいるつる植物。写真は家の植木に絡んでいるもの。 いわゆる園芸植物のクレマチスの仲間でセンニンソウやボタンヅルと似ています。 花弁に見えるのは萼片で、花径は2cm前後。雄蕊は多数あり、葯はいくつか計った感じでは…

マルバハギ Lespedeza cyrtobotrya

日当たりのいい林などに見られるマメ科の落葉低木。特徴の一つは花序が短いということで葉から外に飛び出さない程度で花があります。 萼歯の先端が針状に尖るという点も特徴。 マルバハギというくらいで葉が丸っこいのが特徴でもありますが、円形だけでもな…

オオヒヨドリバナ(ヒヨドリバナ) Eupatorium makinoi var. oppositifolium

(タイトルをヒヨドリバナからオオヒヨドリバナ(ヒヨドリバナ)に変えました。) 林や林の縁などで見かける花で、小さな花を散房状に咲かせまます。 倒れているようなものも多いですが草丈は人の背丈ほどからもっと大きいものまであります。 頭花はさらに小…