Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ユリ科

シロホトトギス Tricyrtis hirta f. albescens

通常のホトトギスと違い、花被や雌しべや雄しべが白色で紫色の斑点のない品種。 秋に葉腋ごとに複数の花を上向きに咲かせます。 花被片は内外3枚ずつの計6枚で、細い方が内花被片。 いわゆる完全な「白花」ではなく、それぞれの花被片の基部付近には橙色の…

カノコユリ Lilium speciosum

(2016年8月中旬) 九州・四国などに自生もあるようですが、それ以外では観賞用に園芸栽培されます。 茎頂に花序が出て、オニユリのように花は俯き咲きます。 花被片は6枚、強く反り返り、薄紅色に濃い色の斑点があり、鹿の子模様を連想させることが名…

オリエンタルハイブリッドリリー Lilium (Oriental Hybrids lily)

オリエンタルハイブリッドリリーは、ヤマユリやカノコユリの交配を中心に、その他いくつかのユリ類を交配してつくられたグループ。 よく知られている園芸品種に、カサブランカ( 'Casa Blanca' )などがありますが、主にここに載せているものは、そのカサブ…

アマナ Amana edulis

公園の草地でぽつんと咲いていたユリ科の花。 花の少し下に苞が2枚あります。基本的に2枚ですが時に3枚のこともあるそうです。 花被片の外側には紅色の筋がある。 花被片(外花被片)は2.6cmくらいでした。 花は半開きなので開き具合によりけりです…

タイワンホトトギス Tricyrtis formosana

思わぬところで咲いていましたが、ホトトギス属の花。名前にはタイワンと付きますが日本でも西表島に分布があるそうです。 ホトトギス(T. hirta)と違って、花序が分岐するのが一つの特徴。 細い用水路の縁で草刈りを逃れたものが咲いていました。そもそも…

タカサゴユリ Lilium formosanum

ごく普通に至る所で見かけるユリの花。気軽に咲いてくれる花とは思えないとても立派な花をしています。 花粉が周囲についてしまい、子供がいたずらした口紅のようになってますが(笑)1枚目のは昨年の写真で、こちらが今年咲いた一輪目の花。(どちらも家に…

オニユリ Lilium lancifolium

栽培されているものも見かけますが、日当たりのいい道端の草地などにも見かけるユリ科の花。 花は下向きに咲きますが、花被片が強く反り返って上からでも花をアピールしているかのようです。 黒っぽい斑点が多数あり、花被片の基部の方では突起状になってい…

ヤマユリ Lilium auratum

林の中など生え、7月に花径20cmくらいある大輪の花を咲かせます。 オレンジ色の筋が特徴で、周囲に紅紫色の斑点があります。 花には強い芳香があり、周辺を漂います。 かなり遠くに咲いていても立派な花はよく目立ちます。 カサブランカをはじめとした…

スカシユリ Lilium maculatum

7月頃になると海岸近くの斜面などに咲くユリの一種。太平洋側のものを別名イワトユリとも呼ぶようです。(日本海側ではイワユリと呼び花期が少し早いそう。) スカシユリの由来は花被片の間が開いていてこうして下が透けて見えることから。 上向きに咲く大…