Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ツツジ科

オオミツルコケモモ Vaccinium macrocarpon

クランベリーと呼ばれるものの一つで、秋に酸味のある果実をつけるツツジ科の常緑小低木。 地植えでは、つる状のシュートが地面を這いまわり広がります。 花は直立する茎に2~6個ほど咲かせます。 ツルコケモモ(V. oxycoccos)は1~4個と平均的には少な…

リュウキュウツツジ Rhododendron x mucronatum

庭木として植えられるツツジ科半常緑低木。 モチツツジとキシツツジとの交雑種といわれますが、キシツツジの変異の1形という見方もあるそうです。そういわれてみるとモチツツジだからこその要素が特に見当たらないような気もします。 樹高はあまり高くなら…

キリシマツツジ(クルメツツジ) Rhododendron x obtusum

庭や公園、沿道などに植えられる半常緑低木~小低木。 園芸的にはキリシマツツジ系(江戸霧島系)やクルメツツジ系といったように系統分けされていますが、どちらも学名は R. x obtusum となります。 同じくよく栽培されているヒラドツツジ系より少し早く咲…

セイヨウシャクナゲ Rhododendron × hybridum

庭木、或いは鉢植えなどで栽培されるツツジ科の常緑低木。 一般的にツツジ属の中で枝先に半球形の花序に多数の花をつけるものをシャクナゲと呼んでいますが、その中でセイヨウシャクナゲは、欧米で改良された園芸種の系統で、国内でも多数の園芸品種が作られ…

サツキ Rhododendron indicum

公園や道路沿いなどによく植えられているほか、庭木や盆栽などとして昔から育てらているツツジ科常緑(半常緑)低木。 いわゆるヒラドツツジなどの「つつじ」が咲き終える5月中旬以降にぽつぽつと咲き始めるのが「さつき」です。 ただ、ひとえに「さつき」…

アメリカイワナンテン(セイヨウイワナンテン) Leucothoe fontanesiana

公園のような場所や庭植えされるツツジ科の常緑小低木。 写真のものは斑入りの園芸品種でおそらく 'Rainbow' というものだろうと思います。 耐陰性があるのでそういった場所でよく植えられているようです。 花冠は壺形で、ツツジ科の中でもアセビなどと同じ…

ヤマツツジ Rhododendron kaempferi var. kaempferi

公園などで見かけるほか、林内でもよく見かけるツツジ。 半落葉性の低木で、2~3mくらいのものも見かけます。 花色は一般的なものは朱色系。新緑の色もそうですが、全体に淡いというか柔らかい印象があるつつじ。 花冠裂片5で上側には濃い色の蜜標があり…

ドウダンツツジ Enkianthus perulatus

庭木や公園樹でよく見かけるツツジ科の落葉低木。 花のシーズンとしてはかなり後半ですが、場所によってはまだ咲いているようです。 白い壺形の花を下向きに多数ぶら下げます。 花柄は花冠と同じ真っ白(基部に近い方では緑色)。 よく見ると裂片のほっそり…

アセビ Pieris japonica

庭木や公園樹としてよくみかけるツツジ科の常緑低木。 花序は枝垂れるような感じになり、ドウダンツツジのような壺形の花が多数下向きに咲きます。 下から覗いた様子。 花冠の先端は狭まりごく浅く5裂しています。中央に雌しべが1つあり、数までは分かりづ…

イチヤクソウ Pyrola japonica

林内で咲くツツジ科の花。常緑の葉を持ちますが、部分的菌従属栄養植物だそうです。 同じ場所で完全な菌従属栄養植物のギンリョウソウなども見られます。 (2016年6月中旬) 草丈は15~20cm程度。長く伸びた総状花序にやや黄色味がかった白い花を…

ギンリョウソウ(ユウレイタケ) Monotropastrum humile

林内に見かけたツツジ科の植物。 葉緑素を持たず真っ白で怪しげな風貌からキノコではありませんが、別名ユウレイタケ(幽霊茸)とも呼ばれます。 花冠は5裂(3~5裂)していて、内側と縁に毛があるようです。 中央に見えるやや青味を帯びた大きな目玉のよ…

ナツハゼ Vaccinium oldhamii

林の縁に見かけたツツジ科落葉低木の花。 総状花序はほぼ水平に横に伸びています。 花冠の色は、黄緑色にやや赤色を帯びたものからほぼ真っ赤というものまであるようです。 雄しべと雌しべは花冠より短く横からだと見えない。 暗くて綺麗に撮れませんでした…