Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

アカバナ科

モモイロヒルザキツキミソウ Oenothera speciosa var. childsii

よく庭先などで栽培されるアカバナ科の花。 日中も咲いているのでヒルザキと付きますが、 (2017年10月上旬) 名前のおおもとのツキミソウ(O. tetraptera)はこんな花で、その名の通り夜に咲きます。ずいぶん昔にたまたま撮っていたのですが、その後…

チョウジタデ Ludwigia epilobioides ssp. epilobioides

湿地や水田などに見られるアカバナ科の植物。 昨年、同じような場所に育つ仲間で先ほどあげたウスゲチョウジタデとの比較ということで載せたことがあります。 水田などに見かけるものはもう少し小型な姿が多いですが、環境によってはそれなりに大きくなるよ…

ウスゲチョウジタデ Ludwigia epilobioides ssp. greatrexii

湿地や水田で見かけるアカバナ科の植物。 昨年、チョウジタデとの比較で載せたことがある花です。今回、花径を測ったものを撮るのを今回忘れましたが(苦笑)たしか写真のもので8mmくらいでした。昨年の記事を参考にするとだいたい1cm前後が一般的かな…

ミズキンバイ Ludwigia peploides ssp. stipulacea

水辺に育つアカバナ科の抽水植物。 花は黄色の5弁花。花弁の基部付近が少しオレンジがかっているのがいい感じ。 雌しべを取り囲むようにかなり短い雄しべがあります。 花径はいくつか測って、2.0~2.5cmくらいでした。 萼片は5個で細くて先が尖っ…

アメリカミズユキノシタ Ludwigia repens

水辺に育つ植物で、てっきりキカシグサの仲間でミソハギ科かなと思いましたが、アカバナ科の花でした。 見かけたのは水辺といってもそこに放置された小さな廃船に溜まった水の中で、ある意味水槽状態の場所。 「ルドウィジアなになに」といって水草として栽…

(?)ムツアカバナ Epilobium pyrricholophum var. curvatopilosum

道端で見かけたものではなく家の鉢植え。 10年くらい前になんの花か忘れましたが、園芸店で売られていた何かのポットに生えていたのが気になってお願いしてもらってきたもの。 その後は「野草なのでほっといても増えるだろう」と一旦露地植えにしておいた…

ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ) Oenothera rosea

道端によく見かけるアカバナ科の花。 柱頭が5つに分かれていました。通常は4つです。 (2016年4月下旬) ということで、昨年の写真ですが通常の柱頭の様子。 子房の上にある細い部分は萼筒で、その先にある萼裂片は4枚ですが合着しています。 こちら…

ハクチョウソウ(ガウラ、ヤマモモソウ) Oenothera lindheimeri

一般に庭や花壇などで園芸栽培される花ですが、その周辺の草地などに野生化しているものも時折見られます。暖かな地方ではもう少し多いかもしれませんが、うちの辺りでは稀です。耐寒性が強いともされますが、過去に育てたこともありますが「比較的・・・」…

アカバナ Epilobium pyrricholophum

湿り気のある所で育つ花です。花色は淡紅色なのにアカバナって不思議な感じですが、漢字で書くと「赤花」ではなく「赤葉菜」であって、葉が赤く紅葉することから付いた名前です。 花径は1.4cmのものがありましたが、多くは1cm程度。 アカバナ属の見…

チョウジタデとウスゲチョウジタデの比較。

チョウジタデ Ludwigia epilobioides ウスゲチョウジタデ Ludwigia epilobioides ssp. greatrexii チョウジタデ 湿地や水田などに見かける花で「タデ」と付きますがアカバナ科の花。 また「チョウジ」はフトモモ科の植物を指し、それに果実が似ていることか…

カラフトアカバナ(ノダアカバナ) Epilobium ciliatum subsp. ciliatum

畦道の草地に一株だけ咲いていたアカバナ科の花。 柱頭は棍棒状といわれる楕円形のような形。アカバナ属の仲間は柱頭が見分けのポイントになることが多く、大別すると球形と棍棒型に分かれます。 写真のように枝分かれが激しく花がたくさんですが、そのあた…

ススヤアカバナ Epilobium parviflorum

休耕田など湿地に咲く花。草丈は1mくらいと高めで、全体に毛が多く、柱頭が4裂しているのが特徴のようです。 以前から、こことは別の場所でアカバナ科とは思うけど何かわからないものがあり、ここ数年チェックしていたのですが、花を確認する前に除草剤が…

ミズタマソウ Circaea mollis

林の中などで見かけるアカバナ科の花で草丈は50cm程度までになります。 花弁は一見4枚に見えますが、上下に2枚ついていて切れ込みがあります。それとは逆に萼片は左右に2枚。 果実に白い毛があり、それが水滴のように見えることからミズタマソウ。実…

メマツヨイグサ Oenothera biennis

アスファルトの道端から空き地のような場所、あるいは海岸の方でもよく見かける花。 花は7月になるかならないかの頃から咲き始め、秋まで咲きます。マツヨイグサというくらいなので夜に咲く花ですが、曇天の日や秋が深まるに連れ日中でも開いていることがあ…

オオマツヨイグサ Oenothera glazioviana

海岸付近の草地などに見かける花。草丈は1m以上にもなります。花も大きく、同じように高くなるメマツヨイグサと比べると直径で倍くらいある花を咲かせます。 メマツヨイグサとは花期が重なる部分もありますが、咲きだしはオオマツヨイグサの方がひと月ほど…

コマツヨイグサ Oenothera laciniata

海岸や河原、その付近の道端などでよく見かける花。 花は夜に咲きますが、朝早いうちなどはよく開いた状態をまだ見ることができます。花径は3cm前後でだいたい4月の終わり~5月初めに咲きだし、秋まで見られます。 草姿は他のマツヨイグサ仲間と違って…

マツヨイグサ Oenothera stricta

アスファルトの道路縁など道端に見られる花。 「マツヨイグサ」と付く仲間がいくつかありますが、その中でこのマツヨイグサは咲き始めるのがコマツヨイグサと並んで早く、4月の後半から5月に入ったあたりから花が見られるようになります。 (2017年5…