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Familiar Flowers 2

道端の花など、身近に咲く花図鑑(観察地: 茨城県)

ヒメスミレ Viola inconspicua subsp. nagasakiensis

ハハコグサに紛れてヒメスミレが咲いていました。 名前の通り小さなスミレですが、特徴の一つは距は短めで紫色っぽい斑があること。 続いてアスファルトのひび割れたところでも見かけました。 四方八方よく花をつけてます。 土の場所でも見かけますが、けっ…

ノボロギク Senecio vulgaris

道端などに普通に見られるキク科の花。写真は綿毛姿ですが、冠毛が純白なので綺麗です。 しかし、可愛そうなことに名前は襤褸綿というような意味でつけられたのだろうと思います。 花は舌状花はなく筒状花のみの頭花。 総苞内片と小さな外片の先端がどういう…

オランダフウロ Erodium cicutarium

身近ではそんなに見かけないですが、色も形も可愛らしい花、昨年と同じ場所で咲いていました。 アスファルトの歩道沿い、地面に這い広がっています。 似た花にジャコウオランダフウロ(E. moschatum)というのがあるそうですが、オランダフウロの場合萼片の…

オランダミミナグサ Cerastium glomeratum

道端に普通にみられるナデシコ科の花。 花は3~4月くらいの天気が良く日の当たるときだけ開いています。涼しいときは昼間も咲いていたりしますが、暑い日は午前だけなど早めに閉じているように思います。また、5月以降になってくると開いている様子は見ら…

マメカミツレ Cotula australis

公園などどちらかというと人工的な場所で見られる小さなキク科の花。 写真左側のごつごつしたのはソメイヨシノの株元。 この状態で頭花の直径は3mm。端っこの花だけ少し咲いています。中心の方まで咲き進むと直径はもっと大きくなるのかなと思います。 い…

ヤブツバキ Camellia japonica

花は年末くらいからちらほら咲いていることもありますが、3月くらいが一番よく咲いていると思います。 艶があり濃い緑色の葉と花色のコントラストがとても目を引きます。 写真のものは4mくらいあるけっこう大きな木です。枝が重みでしなって花が少し垂れ…

タチツボスミレ Viola grypoceras

たまに暖かい日が数日あるものの続かず、といった感じで春なのに寒すぎるし気のせいか咲き出すのがいろいろ遅い気がしますが、タチツボスミレが咲いていました。 周辺が樹に囲まれているので、少しここは暖かいのかもなんて思います。 まだ全体にやや小さい…

コオニタビラコ Lapsanastrum apogonoides

まだ耕される前の水田で見られるキク科の花で、春の七草の一つ「ほとけのざ」はこの花。標準和名でホトケノザというのはシソ科の別の植物になります。 畦というより完全に水田内で見かけます。といってもどの田んぼでも見かけるわけではなく、ごくごく限られ…

ヒメオドリコソウ Lamium purpureum

道端などでよく見かけるシソ科の花。もう少しすると見かけるようになるオドリコソウよりずっと小型なことから「ヒメ」と付きます。 寒さにあたった葉の色の変化がカラフルで綺麗。 葉は対生し、茎は四角で稜がある。 葉の表面は細かく凸凹感があります。 葉…

ナズナ Capsella bursa-pastoris

畦道から舗装された道端や乾いた土地、公園の芝生まで幅広い範囲で見られます。 いいアップの写真が撮れてなかったので昨年の写真。 白い小さな花は、花弁は4雄しべが6。 こういう写真だけで見ると先にあげたタネツケバナなどと同じアブラナ科なので似てい…

セイヨウタンポポ Taraxacum officinale

どこでもよく見られるタンポポです。寒い時期に咲く花は花茎が伸びずに地べたに張り付くように咲いています。 セイヨウタンポポの特徴は写真のように総苞外片が反り返っていることです。 カントウタンポポなど、いくつかの日本タンポポと呼ばれるものたちは…

ミチタネツケバナ Cardamine hirsuta

道端などで普通に見られるタネツケバナ属の花。似た花で湿り気を好むタネツケバナと違い、乾燥気味の場所でも強く、そんなことから「ミチ」と付いたのだろうと思います。 一般的に雄しべはタネツケバナ6に対してミチタネツケバナでは4つ。 花も全体像もタ…

タネツケバナ Cardamine flexuosa

主に、畦など湿り気が保たれる場所で見られるアブラナ科の花。 一般的に雄しべは6で、似た花のミチタネツケバナは通常4つ。 茎には毛が生えています。これもミチタネツケバナとの違い(葉柄部にだけ毛がある) 萼片は4で無毛が多そうですが、この写真の花…

ホトケノザ Lamium amplexicaule

道端などでごく普通に見られるシソ科の花。 いまのところ写真がないですが群生してると一面紫色に染められ、思いの外綺麗です(下に画像追加)。 唇状花ですが、3裂した下唇の中央はさらに2裂し形が可愛らしい。 上唇の内側に雄しべが収まっているのが見え…

フキ(フキノトウ) Petasites japonicus

フキノトウが顔を出していました。フキノトウというのはフキの花のことで山菜としても有名ですが、この時期にはあの特徴的なフキの葉はみられません。ここから生えてくるわけではなく、地下茎で繋がっていてそこから出てきます。 花冠の先が5裂した小さな花…

コハコベ Stellaria media

道端などで普通に見られる小さな花で、写真の状態で花径は5mm。 2月くらいからけっこう見かけるようになります。 昨年5月の写真。雌しべの花柱は3つで、似た花のひとつに挙げられるウシハコベは5つ。 上部では葉柄がありませんが、 下の方では葉柄が…

フラサバソウ Veronica hederifolia

道端に普通に見られるオオバコ科の小さな花。 オオイヌノフグリに似ていますが花径は3mm程度と小さく花色も薄い。 因みにすぐ傍に咲いていたオオイヌノフグリ。花径は1cmほどあり、鮮やかな色をしています。 その他、オオイヌノフグリに比べて全体に毛…

ハマヒサカキ Eurya emarginata

海岸方面でよく植栽されているのを見かけますが、分布的には本州中部以南~或いは千葉県以南とされているようです。 植栽のものや自然発芽したようなものも含め目にするものはそう大きくないですが、常緑小高木なので5m以上にもなるようです。 雌雄異株で…

シロダモ Neolitsea sericea

この時期に咲く樹木の花の一つ。小さな花の集まりでそれ自体はあまり派手さはないですが、先日のヤツデと同じように昆虫たちにけっこう人気があるようでした。 雌雄異株で、この写真は雄株の雄花。長い雄しべが目立ちます。分かりづらいですが花被片は4で黄…

タイワンホトトギス Tricyrtis formosana

思わぬところで咲いていましたが、ホトトギス属の花。名前にはタイワンと付きますが日本でも西表島に分布があるそうです。 ホトトギス(T. hirta)と違って、花序が分岐するのが一つの特徴。 細い用水路の縁で草刈りを逃れたものが咲いていました。そもそも…

ヤツデ Fatsia japonica

林の中など、あるいは庭などにもよく植えられるウコギ科の常緑低木。家にも生えてきたことがありますが、意外とあちこちに生えてきます。 普段はその大きな葉が印象的な植物ですが、11月くらいになると円錐花序を出して花を咲かせます。写真のものは少々間…

キチジョウソウ Reineckea carnea

写真のものはそこに元々自生していたものか植栽されたものかわかりませんが、林の中に見られる花で、葉姿だけ見るとヤブランなどに似ています。 漢字で書くと「吉祥草」でこの花が庭で咲くと吉事がある、縁起のいい花とされています。(吉事があった後に咲く…

ナギナタコウジュ Elsholtzia ciliata

林の縁などに見かけるシソ科の花。 花は片側を向き、花序が後方に反りかえる姿から「薙刀(なぎなた)」。(反り返っていないものもけっこうあります) 名前後半の「コウジュ(香薷)」はナギナタコウジュ或いはイヌコウジュ属のホソバヤマジソなどの生薬名…

ヤクシソウ Crepidiastrum denticulatum

林縁などで日当たりのいい草地に見られるキク科の花。 花径は1.5cm。筒状花はなく舌状花のみの頭花です。 総苞の様子。 葉の縁には疎らに浅い鋸歯があり、基部は張り出して茎を抱きます。 葉は両面ともに無毛。 茎も無毛でよく枝分かれし、こんもりとし…

イワレンゲ Orostachys malacophylla var. iwarenge

岩壁に育つベンケイソウ科の多肉植物。茨城県は北限にあたるようです。 写真は距離があり分かりづらいですが、写真中央付近の淡い緑色のものがそれです。花が咲いている中央のもの以外にも周辺に小さな個体が複数見られます。 ちょっと別の位置にも沢山花を…

アケボノソウ Swertia bimaculata

湿り気のある林の縁に見かけた花で先日載せたセンブリの仲間で、今回はじめて存在に気づいた花です。 多数の紫色の小さな斑点と2つの黄緑色の丸っこい蜜腺が特徴的です。花径1.5cmほどでした。 周辺にはこの1株のみで、草丈は30~40cm程度で枝…

アメリカアサガオ Ipomoea hederacea

畑周辺の草地に咲く青色が綺麗な花。大豆畑には何故かマメアサガオ、ホシアサガオ、マルバルコウなどなど、ヒルガオ科の花がよく咲いています。時に普通のアサガオを見かけることも。 1枚目の青い花の写真の右上奥にもチラッと写ってますが、紅紫系の花もあ…

ツワブキ Farfugium japonicum

海岸付近の草地や崖などに育つキク科の花ですが、身近な海岸ではいまのところ見かけたことはないので、写真は海は近いですが公園の植栽。 地面から長い花茎をのばし、花径4~5cmの黄色の花を多数咲かせます。 寒くなってくる時期ですが元気いっぱいとい…

シオン Aster tataricus

主に庭などに園芸栽培される花です。野生化しているものがあるともいわれますが、身近では庭などから逸出したものを含め一切見かけません。写真のものは道端ですが、おそらく付近の方によって植えられたもの。 草丈は普通に1m以上あり、高いものは2m近く…

ハクチョウソウ(ガウラ、ヤマモモソウ) Oenothera lindheimeri

一般に庭や花壇などで園芸栽培される花ですが、その周辺の草地などに野生化しているものも時折見られます。暖かな地方ではもう少し多いかもしれませんが、うちの辺りでは稀です。耐寒性が強いともされますが、過去に育てたこともありますが「比較的・・・」…

キヅタ Hedera rhombea

その名の通り、他の樹木などに這う姿がよく見られるウコギ科のつる植物。 林のへりなどでよく見かけますが民家などの生垣など、けっこうどこでも見られます。 こちらは蕾の写真。 艶のある綺麗な葉は常緑で、冬でもあることから別名はフユヅタ(冬蔦)。 因…

センブリ Swertia japonica

明るい林の中に咲くリンドウ科の花。草丈は20cmくらいまでといったところ。 花冠は5裂(または4裂)し、その基部あたりに緑色をした蜜腺が2つずつあります。縁には長毛が生えているのが見えます。 見たことはありませんが、似た花にイヌセンブリとい…

ケシロヨメナ Aster ageratoides var. intermedius

一度目にするとなぜか他の場所でも出会うことがありますが、昨日のシロヨメナのような花に再び出会いました。 総苞の様子。総苞片の縁などに毛があり、先は反り返っていない。 はじめ遠目に見つけたときは印象もほとんど一致するので、シロヨメナかなと思っ…

シロヨメナ Aster ageratoides var. ageratoides

あまり通らない林道縁で見かけたのですが、今回初めて見た花です。 草丈は50cmくらいのものから1mくらい。 舌状花は少な目。11枚以下という情報があり、たまたま数えた幾つかも11枚であったので一旦はそう思ったのですが、改めて数えてみると少々…

ハマギク Nipponanthemum nipponicum

海に面した岸壁や崖の草地などに咲く花。 花期は10~11月で、5~7cmくらいある立派な花をつけます。 舌状花は白、筒状花は黄色で多数。花期は違いますが園芸栽培されるシャスターデージーはこのハマギクとフランスギクを交配してつくられたそうです…

不明のミゾソバ類 その1

(2つのタイプを載せていましたが、画像を追加していると記事がどんどん長くなるので1つに絞りました。白っぽい花で林に生えるものは後に別記事に載せようと思います。) 特徴的なポイントは花の大きさや形、葉の形、小苞の腺毛、そして結実しない点です。…

不明のヒヨドリバナ属 Eupatorium sp.

たしか去年まで藪状の雑木林だったのが、茂っていた樹々が切り倒され空き地のようになった場所。 そこに昔から生えていたのか、あとからやってきたのかは不明ですが、ヒヨドリバナ属のなにかが咲いていました。やたらと花付きがよく見栄えがします。 一般的…

ヤナギタデ Persicaria hydropiper

田んぼの畦に時折見かけるタデ科の花。 「なになにタデ」というように仲間は多数ありますが、このヤナギタデがいわゆる「蓼(タデ)」で、「蓼食う虫も好き好き」の指すタデになります。 葉に辛みがあり香辛料として用いられ、葉を噛むとピリリとします。別…

オケラ Atractylodes japonica

林の中で見かけたキク科の花で、今回はじめて存在に気づいた花です。 羽状(魚の骨のような)になった総苞外片(苞葉とも)が個性的です。そういえばニゲラ(クロタネソウ)の総苞片がこんな感じですね。 ちょっと遠めに見たときは、木質の茎が枝垂れてその…

コウヤボウキ Pertya scandens

林などに見かけるキク科の花。 草(草本)のような姿ではありますが、落葉低木の木本。 枝先に咲く花(頭花)は複数の筒状花のみで構成されています。筒状花の裂片は細く先はくるりと反り返っています。冠毛が混じって見えているためごちゃごちゃした感じで…

カントウヨメナ、ヨメナ、ユウガギクの比較

(それぞれの記事にも昨年の写真を使い載せたりしていますが、今年の写真のみであらためて比較。) 左がカントウヨメナで右がヨメナ。ヨメナは冠毛が長く、フサフサ感があります。 (0.5mmあるかということに関してはヨメナの記事に昨年の計測がありま…

マルバアサガオ Ipomoea purpurea

古くに観賞用に持ち込まれたアサガオの一種。あまり多くはないですが、たまに道端に見られます。花の大きさは一般的なアサガオより小さいか同じくらい。 萼裂片は幅があり先が尖る。同じように道端などで見かけるアメリカアサガオ(マルバアメリカアサガオ)…

アキノキリンソウ Solidago virgaurea subsp. asiatica

道端や明るい林の草地などで見かける花。草丈はだいたい30cm前後。(中には7,80cmのもあります。(下の方に追加画像) 筒状花、舌状花ともに黄色で筒状花は両性花、舌状花は雌性花。 総苞片は4~5列。写真のものは冠毛が飛び出していました。 典…

セイタカアワダチソウ Solidago altissima

この時期あちこちで見かけるようになる黄色の綺麗な花。 花序は基本的には円錐花序で先が尖る姿をしていますが、じっくり見るとそれぞれの枝には可愛らしい小さな花がたくさん咲いています。 ほっそりした舌状花と4つ前後の筒状花からなる花。よい香りがし…

オオミゾソバPolygonum thunbergii ssp. hastatotrilobum

先日、ミゾソバの記事ではオオミゾソバについて外観ではっきりと差が分からないので区別していませんでしたが、それらしいものがあったので比較しつつ載せてみます。 ちょっとごめんなさいして、1枚ずつそれぞれざっと見た感じ大きめの葉を並べています。(…

コセンダングサ、コシロノセンダングサ、アイノコセンダングサ

(変種に分ける場合) コセンダングサ Bidens pilosa var. pilosa コシロノセンダングサ B. p. var. minor アイノコセンダングサ B. p. var. intermedia 道端によく見かける花ですが、舌状花がない黄色の花のコセンダングサ。 そして、こちらは白い舌状花を…

ヤノネグサ Persicaria nipponensis

休耕田のような湿地で見かけるタデ科の花。先日のミゾソバと同じようなところに育ちますが、よく見かけるミゾソバと違い身近では一か所でしか見かけない花です。 この仲間の花は皆似ていますが、 ちょっと違うのは花序が球状でなく縦長になることです。 肉眼…

ミゾソバ Persicaria thunbergii

湿地や畦など湿り気のあるところで見かけるタデ科の花。花径は写真のもので6mmくらい。(5mmくらいが多いと思います。) 一つ一つの花もタデ科の花としてはそれなりに大きいですが、このように集まって咲くのでより見栄えします。 花柄には赤い腺毛が…

タウコギ Bidens tripartita

稲刈りの済んだ田んぼの縁でひっそりと咲いている、キク科センダングサ属の花。 舌状花がなく大きな総苞片が目立つという点で花だけみるとアメリカセンダングサに似ています。 草丈は30cm程度が多くあまり高いものはみかけませんが、場所がら草刈りなど…

ノコンギク Aster microcephalus var. ovatus

道端の草地で見かけるキク科の花。「野紺菊」という割に白に近い色をしています。(伸び始めの舌状花の色は濃い) 「野」と付くのは、コンギク(紺菊)に対して野に咲くものという意味で、そのコンギクの方は花色が鮮やかで濃い色をしています(最後の方に画…