Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ゴキヅル Actinostemma tenerum

川岸に茂る葦の合間、水位が上がると水に浸かるような場所に咲いていたウリ科のつる植物。 「ゴキ」という響きにはある種のインパクトがありますが(笑)、名前の由来は、果実が熟すと上蓋が外れる様子から「合器(蓋のある器)」に喩えたもののようです。 …

アマチャヅル Gynostemma pentaphyllum

林縁に見かけるウリ科のつる植物の花。 葉腋から長い花序をぶら下げています。 雌雄異株で写真は雄花。 花冠は5裂して先が尾状に伸びている面白い形。半透明のような質感で粒状の突起のようなものもついていてなんとも不思議な雰囲気の花。 中心には雄しべ…

サネカズラ Kadsura japonica

河口付近の林縁で見かけたマツブサ科の常緑つる植物(木本)。 厚みを感じる花被片はクリーム色をしていて、ちょっと気品を感じる花。(画像検索するとかなり黄色味の強い花もあるようです。) 雌雄異株(または同株)で、この写真の花は雄花。赤く見えるの…

ヒルガオの発芽から

種子は4つ蒔いて、現時点で3つ発芽。 写真は段階ごとになっていますが、その3つ発芽した同日の別々の個体です。 双葉の先は僅かに凹んでいるものの、アサガオのように深くは裂けていないようです。 この双葉になっているものは、一番初めに発芽したもので…

カナビキソウ Thesium chinense

道端の草地の中に生えるビャクダン科の半寄生植物。花期は4~6月とされているようですが、個人的には過去の写真を見るといつも8月くらいに見ているようです。 草丈は20cm前後ありますが、他の草たちの合間で花は小さく葉も細いので、意識して見ないと…

アオハダ Ilex macropoda

林で見かけたモクセイ科落葉高木の果実。 たくさん果実をつける感じでもないですが、控えめな感じもそれはそれでいい感じ。 たまたま今回は目線の位置に低い枝があったので赤い果実に気づきましたが、普段は「なにか咲いてないかな?」と下ばかり見ているこ…

クマツヅラ Verbena officinalis

道端の草地に生えるクマツヅラ科の植物。 地域によってはごく普通に見かける存在なのか、検索してもあまり希少という話は出てこないのですが身近ではまず見かけない花で、茨城県では絶滅危惧IB類(2012)となっているようです。 何年も前に一度見たき…

シュウカイドウ Begonia grandis

林縁で見かけたシュウカイドウ科の花。いわゆるベゴニアの仲間です。 基本的には園芸植物で庭などで栽培されているのを見かけることがありますが、野生化しているものも見られるようです。ただ今回見かけた花に関しては、けっこう自由に生えている感じではあ…

ナガバヤブマオ Boehmeria sieboldiana

林縁で見かけたイラクサ科の植物。草丈は高いものでは人の背丈ほどありました。 まだ下の方の花序が咲き始めたところ。 葉腋から穂状花序がひも状に長く伸びています。 花序の長さは、花を咲かせている状態の長いもので、測ってみると20cmくらいありまし…

アメリカフヨウ Hibiscus moscheutos

道端の草地で見かけたアオイ科の植物。 仲間のフヨウは木本ですが、こちらは草本で別名ではクサフヨウとも呼ばれるようです。草丈は写真のもので1mあるかないかといったところ。 基本的には園芸植物で、あまり野生化している様子もあまり見かけない花です…

ノダケ Angelica decursiva

林の縁の草地に見かけるセリ科の植物。 やや湿り気があるところを好むようで、ここも林縁の斜面から水が染み出ているような場所。 今回見かけたものは道路側に光を求める形でほぼ真横に伸びています。まっすぐ伸びたなら人の背丈くらいはあるかもと思います…

ハナトラノオ Physostegia virginiana

公園内の湿り気のあるところで見かけるシソ科の花。 基本的に園芸植物なので、写真のものもなんらかの園芸品種名があるのかもしれません。(原種の基本色がよくわからないし) 草丈は1mかそれ以上あるかなと思います。直立した茎の先に長い穂状花序を出し…

ケチョウセンアサガオ Datura wrightii

河口の砂地に見かけたナス科の植物。 花が萎れていますが、先に上げたヨウシュチョウセンアサガオと同じように、花は夜に咲きはじめ、翌日の朝まで咲きます。 こちらは別な場所で撮ったものですが、開花した花の様子です。 花径は10cmほど。 定規の長さ…

ヨウシュチョウセンアサガオ Datura stramonium

河口の砂地で咲いていたナス科の植物。 アサガオと付きますが、花は夜咲き始めて翌日の朝まで咲きます。 草丈は写真のもので80cmくらい。 花は漏斗状で中心部が紫色をしています。中心以外はほぼ白に見えますが、花冠外側などは紫色が少し滲んだような感…

ハス Nelumbo nucifera

沼や池などで見かけるハス科の植物。地下茎がレンコン(蓮根)。 花径は30cmくらいはありそうな立派な花ですが、近寄れる場所でないので残念。 花は午前中に咲き、午後には閉じ始めます。 1日花と書かれていることも多いようですが、4日間ほど咲くよう…

ツタバウンラン Cymbalaria muralis

オオバコ科のつる性植物です。今頃載せていますが花は冬場以外はほぼ見られる感じです。 野生化しているともいいますが、どこにでも生えてくるような感じはなく、あくまで育てている(育てていた)民家の周辺といったところかと。(写真も自宅周り。) 花は…

ヘラオモダカ Alisma canaliculatum

湿地や水田などに見かけるオモダカ科の植物。 昨年一度記事をアップしたことがある花なのですが、これまであと一歩が近寄れないところでしか見かけることができず写真もよく撮れずにいました。今回手の届く範囲で見ることが出来たので、あらためて上げ直すこ…

ハエドクソウ Phryma leptostachya ssp. asiatica

林内の薄暗い場所で見かけるハエドクソウ科の花。 似た花にはナガバハエドクソウ(f. oblongifolia)がありますが、葉の様子などの比較は昨年比較記事として載せています。(ハエドクソウとナガバハエドクソウの比較。 - Familiar Flowers 2) 上唇の先は浅…

ナガバハエドクソウ Phryma leptostachya ssp. asiatica f. oblongifolia

林の中に生えるハエドクソウ科の花ですが、個人的に観察している場所ではハエドクソウよりやや明るめの場所で見られます。 ただし、その明るめの場所の方はけっこう人の手が入っているので、日照具合で住み分けているかどうかはわかりません。単にナガバハエ…

タラノキ Aralia elata

林の縁などに見かけるウコギ科の落葉低木。 トゲが少ないものはメダラ(f. subinermis)と分けることがありますが、まず最初に載せているのはそのメダラのタイプかと思います。 写真のもので高さは感覚的にですが2m50cmくらいかもっとあるかなという感…

ツユクサ Commelina communis

湿り気のある場所でよく見られるツユクサ科の植物。 花には両性花と雄花があり、この写真の花は両性花。 両性花では長い雌しべがあります。(写真で一番長く伸びているもの) 雄しべは合計6本ありますが、雌しべの次に長い2本が花粉を出す雄しべ。 その次…

ミツバ Cryptotaenia canadensis ssp. japonica

林内などに見られるセリ科の植物で、食用としても栽培されます。 本来は一か月ほど前に花を見られていたはずですが、草刈りのタイミングの問題で今年は今頃になって見かけるようになりました。 目を凝らして見ないとつい素通りしてしまうような小さな花です…

オオカナダモ Egeria densa

用水路などに見られるトチカガミ科の水草の花。 白い小さな花が点々と生えています。 微妙に近寄れない位置で咲いているので、手を必死で伸ばして撮りました(笑) 日本で見られるオオカナダモは雄花(雄株)のみだそうで、写真の花も9本の雄しべが配列され…

エンジュ Styphnolobium japonicum

道路沿いなどで植栽されたものを見かけるマメ科落葉高木。 枝先にとても大きな円錐花序を出します。全体の色の印象は黄緑がかったクリーム色といった感じなので大きさの割りに花としては目立たない感もあります。 旗弁は白色で中心が黄色をしていて強く反り…

ソクズ Sambucus chinensis

道路に面した林の縁で見かけたレンプクソウ科の植物。 草丈は人の背丈ほどとかなりあります。 大きなものでは15cm以上はある集散花序に小さな花を多数つけます。 小さいですが整った花で花冠は5裂し、太くてしっかりした花糸は花冠とほぼ同色で雄しべが…

ヒメコウゾ Broussonetia monoica

林内や縁に見られるクワ科の樹木。また果実からの記事です。 けっこうあちこちに生えていて果期になると気づくのですが、花の写真をいつも撮り逃しています。 見た目に美味しそうな果実の様子ですが実際に食用になります。でも、以前食べてみた記憶では残っ…

ヤマウルシ Toxicodendron trichocarpum

林内や縁に見られるウルシ科の樹木。 いつも花の時期に書いてきましたが、この写真は花ではなく果実です。 ブログ開始から1年以上経過し、あらたな花も少なくなってきたので、花の様子を撮れていないものでも載せることにしました。 果実は核果で熟すと刺毛…

マンリョウ Ardisia crenata

林の中に育つサクラソウ科の常緑樹小低木。 写真は植えたわけでもなくひとりでに家の塀の内側に生えてきたもの。 けっこうあちこち生えてくるようです。 花はまだ咲いてないものが多いですが、下向きに多数つきます。 花序は複数の散形花序が出ているのです…

チドメグサ Hydrocotyle sibthorpioides

公園の植栽の陰でみかけたウコギ科の植物。 散形花序に花を咲かせますが、足を止めしゃがんで覗き込んてみないと花が咲いていることに気づくのが難しい大きさ。 花弁、雄しべ5で雌しべの花柱は2つに分かれています。 花序の径でも3mmあるかないかで、一…

不明のハギ Lespedeza sp.

道路沿いの土手に見かけたハギの一種。 7月中旬にしてすでにピークのような咲きっぷりです。 葉腋からも花序は出ていますが、枝先に大きな花序が垂れ下がり咲いています。 下の方の花序は小さく葉より短い。 竜骨弁は翼弁より少し長い。 竜骨弁の色は白っぽ…

リョウブ Clethra barbinervis

林にみかけるリョウブ科落葉樹の花。 近づいたときに一瞬香りが漂った気がしたのですが、あらためて傍で嗅いでみても感じることができませんでした。 枝先に総状花序を数本出し小さな花を多数咲かせます。 花序の長さは写真のもので15cmほどでした。 写…

トウコマツナギ(キダチコマツナギ) Indigofera bungeana

道路沿いの土手などに見かけるマメ科の低木。 別名がキダチコマツナギというように、似た花のコマツナギと違い明らかに「木」という姿になります。 中心に写るものはかなり高く、2m以上はあるかなといった感じでした。 辺りを見回してみると縁石沿いに生え…

オオアレチノギク Erigeron sumatrensis

道端に見かけるキク科の植物。 写真のものは70cmくらいだったかと思いますが、大きなものは人の背丈を超えます。 花は今はところどころ咲いているものを見かける程度ですが、7月後半か8月くらいからの方になるとよく見かけるようになると思います。(…

トウネズミモチ Ligustrum lucidum

道路沿いや公園樹などで植栽されているのを見かけるモクセイ科の常緑樹。 ときどき、自然発芽したものが育っているのも見かけます。 刈り込まれたりしていなければかなり高くなります。 花の写真は手ごろなサイズの自然発芽したと思われるもので撮りました。…

モッコク Ternstroemia gymnanthera

庭木や公園樹などで見かけるモッコク科の常緑高木。 野山などで見かけたことはあるようなないようなですが、庭などにはどこからか種子が運ばれてきてひとりでに生えてきたりがあります。 樹形が綺麗でいかにも「木」という感じをしています。 花弁は5枚。 …

アメリカミズユキノシタ Ludwigia repens

水辺に育つ植物で、てっきりキカシグサの仲間でミソハギ科かなと思いましたが、アカバナ科の花でした。 見かけたのは水辺といってもそこに放置された小さな廃船に溜まった水の中で、ある意味水槽状態の場所。 「ルドウィジアなになに」といって水草として栽…

アレチノギク Conyza bonariensis

道端に見かけるキク科の植物。 オオアレチノギクと一緒に昨年あげていますが、あらためて単独の記事。 写真の場所は海岸。どこにでも生えてそうで意外とあまり見かけず、道路沿いや空き地など人工的な場所か、このような海岸の砂地などで見られるますが、そ…

コマツナギ Indigofera pseudotinctoria

道端の草地に見かけるマメ科の植物。 コマツナギの様子は、トウコマツナギ(キダチコマツナギ)との違いという記事で昨年あげていますが、そちらでは萼の様子に注目してましたが、そもそもは姿が違います。 (追記: トウコマツナギでも若い個体は似た姿にな…

マサキ Euonymus japonicus

海岸方面に見られる常緑小高木(または低木)。斑入りの園芸品種など生垣などでもよく見かける樹木。 写真のものは海岸ではないですが海は近い川沿いで、樹高は4mくらいあるかなという感じ。 葉腋から集散花序をだし、淡い黄緑色を帯びた白っぽい4弁花を…

ヒメナミキ Scutellaria dependens

畦など湿地に生えるシソ科タツナミソウ属の植物。 ナミキソウに似て、花も全体の草姿も小さいのでヒメナミキ。 以前まで見かけていた畦では消滅してしまい最近見ることが出来なったのですが、久しぶりに他の場所で見つけることが出来ました。 花は葉腋に1つ…

チダケサシ Astilbe microphylla

林の縁の草地に見かけるユキノシタ科の植物。 花序が大きめのもの。 やや小さくまとまった感じのもの。 花序は垂れず側枝は短めで真横~斜上しています。 小さな花の集まり。 一つの花の様子をくっきり写すのはなかなか大変でうまく撮れないですが、細い花弁…

ヤブコウジ Ardisia japonica

林の中に見られるサクラソウ科の常緑小低木。 葉は3~4枚輪生して付きます。 上部の新しい葉の葉腋あたりから花序が出て、花は俯き咲きます。 花冠は5深裂。 花径は1cm弱。 葉は光沢があり、縁には細鋸歯があります。 樹高?は10cm程度しかないで…

ハンゲショウ Saururus chinensis

湿地に生えるドクダミ科の植物。 草丈は1mほどになり白く色づいた葉が綺麗なので観賞用にも栽培されますが、写真のものもそもそもは植栽されたものかなと思います。 (6月下旬) 白い葉が印象的なハンゲショウですが、まだ花が咲く前の段階ではまだ白くな…

(?)ロシアンコンフリー Symphytum x uplandicum

道端に時折見られるムラサキ科の植物。 いわゆるヒレハリソウと言いたいところですが、日本で野生化してよく見られるものは「コンフリー」ことヒレハリソウ(S. officinale)と「プリックリーコンフリー」ことオオハリソウ(S. asperum)の雑種起源のものが…

トリアシショウマ Astilbe odontophylla

林の縁に見かけるユキノシタ科の植物。 花序の枝がよく分岐する特徴があります。花序の全体像はかなり大きく、この一つの枝で20cmくらいありました。 そういえば、どんな香りだったか忘れてしまいましたが、芳香もありました。 花序の先が垂れます。 細…

オオバコ Plantago asiatica

道端に見かけるオオバコ科の植物。 一応外見上の判断でオオバコと思えるものを載せていますが、基礎生物学研究所プレリリースというページの情報によれば、オオバコはセイヨウオオバコと未知のオオバコとの雑種が起源らしく、外見での見分けはかなり難しいと…

アカメガシワ Mallotus japonicus

道端に見かけるトウダイグサ科の落葉高木でかなり樹高のあるものも見かけますが、先駆樹種でけっこうあちこち生えてくるので、低いものもよく見かけます。雌雄異株。 雄花は、雄しべが多数。 花弁はなく反り返った萼があるだけです。 確かめませんでしたが雄…

アゼナ Lindernia procumbens

その名の通り、畦など湿地で育つアゼナ科の植物。 多数分岐してこんもりと広がります。 花は唇形花。上唇は浅く2裂し、下唇は3裂します。縁や上唇背面がほんのりピンク色。 葉腋から花が単性しますが、タケトアゼナや特にアメリカアゼナと比較すると対生に…

アメリカアゼナ Lidernia dubia (タイプC)

似た花のアゼナやタケトアゼナとともによく畦で見かけるアゼナ科の植物。 (タケトアゼナの記事でも同じようなことを書きましたが)アメリカアゼナの学名はYlistでは標準でLindernia dubia ssp. majorですが、The plant listでみるとそのL. d. ssp. majorはL…

タケトアゼナ Lindernia dubia (タイプR)

似た花のアゼナやアメリカアゼナとともに畦などによく見られるアゼナ科の植物。 Ylistでは標準でタケトアゼナの学名はLindernia dubia ssp. dubia、アメリカアゼナはLindernia dubia ssp. majorとされています。The plant listではL. d. ssp. majorはL. dubi…